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PASCAL、コンポーネントベースのERP『BizQuick/EI』を発表

2002年06月20日 21時11分更新

文● 編集部 田口敏之

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ITベンダー15社で構成されるコンソーシアム“PASCAL(Plex Association for Software Components & Advanced soLution)”は20日、コンポーネントベースERP『BizQuick/EI』を開発し、秋ごろに出荷を開始すると発表した。

経営を支援する機関システムの構築過程
経営を支援する機関システムの構築過程

PASCALとは、1999年に発足した、コンピュータ・アソシエイツ(株)の開発ツール『Advantage Plex』を使用するITベンダー15社で構成するコンソーシアム。目的は、Advantage Plexとソフトウェアコンポーネントを共通基盤に、参加ベンダーそれぞれの得意分野を生かしたソフトウェアなどを開発し、コンポーネント化して相互に組み合わせることによって、短納期で高品質なシステムを提供すること。参加企業は、(株)アイ・ティ・フロンティア、(株)アグレックス、(株)クロスキャット、ケン・システム開発(株)、(株)コンサルティング・エムアンドエス、(株)シービーシー、(株)セイノー情報サービス、タカヤ(株)、(株)東洋紡システムクリエート、(株)東レシステムセンター、日本コンピューター・システム(株)、マトリックス・システムズ(株)、リコーテクノシステムズ(株)、(株)両毛システムズ、コンピュータ・アソシエイツの15社。

BizQuick/EIと、PASCALが提供しているBizQuickシリーズの概略図
BizQuick/EIと、PASCALが提供しているBizQuickシリーズの概略図

今回発表したBizQuick/EIはコンポーネントベースのERPで、各業務単位で用意するコンポーネントを組み合わせることにより、企業独自のビジネスプロセスに沿って、段階的に導入を行なえる。特徴として、コーディングレス開発が可能なコンポーネント技術により、コンポーネントの組み合わせによってあらゆるビジネスプロセスに対応できることと、パターンアーキテクチャーにより、単機能のコンポーネントを組み合わせて、多機能なコンポーネントを作成できることが挙げられる。日本語以外の外国語と外貨に対応し、企業のグローバルな事業展開も支援するという。また、導入した業務モデルは、ツールの拡張などによって、未来のプラットフォームに継承することができるとしている。

BizQuick/EI
BizQuick/EIのインテグレーションのステップ

付帯サービスとして、経営戦略の立案支援サービスや、業務分析サービスなどを提供する。また、マトリックス・システムズ内に“コンポーネント開発センター”を設立し、PASCALの共同運営によって、カスタマイズサービスの提供や、コンポーネントの企画、開発、維持、保守とともに、技術者の育成を行なうという。

PASCAL会長で、東洋紡システムクリエート常務取締役の大針泰氏
PASCAL会長で、東洋紡システムクリエート常務取締役の大針泰氏

発表会において、PASCAL会長で、東洋紡システムクリエート常務取締役の大針泰氏は「今後、企業が生き残っていくには、他社との差別化を図っていかなければならない。ERPを導入すれば必ずしも競争優位を保てるわけではなく、それどころかERPの導入のために、自社のビジネスプロセスを変更しなければならないケースもある。BizQuick/EIは、コンポーネントの結合によって構成するERPで、企業独自のビジネスプロセスに対応できるだけでなく、短期間での導入を可能にする。今秋に販売を開始するということで、会長として期待している」と述べた。

受注と販売の窓口は、マトリックス・システムズが務める。主なターゲット層は、従業員が100~1000人前後の中小企業など。PASCALでは、2004年度までに200社への導入を目指すという。

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