本日開幕!! 今回の目玉は2足歩行リーグと最新ロボット展示会!!
19日から25日まで、福岡県福岡市の福岡ドームと、韓国釜山の2会場で、次世代の産業基盤の技術開発を目的としたイベント“ロボカップ2002 福岡・釜山”が開催される。主催はロボカップ国際委員会、ロボカップ日本委員会、ロボカップ2002福岡実行委員会。参加国は30ヵ国で参加チームは193チーム。参加者数は約1000人、来場者は約10万人を見込んでいる。
ロボカップ2002福岡・釜山会場となる福岡ドーム |
ロボカップは「2050年にサッカーの世界チャンピオン・チームに勝てる自律型ロボットチームを作る」ことを目標として、1997年8月、第1回大会を名古屋で開催し、その後1998年7月のパリ、1999年8月のストックホルム、2000年8月のメルボルン、2001年8月のシアトルと続き、今年の福岡・釜山で6回目となる。FIFAのワールドカップ開催年には、通例として同じ国で開催される。
大会の概要は、メインイベントであり、ロボット同士がサッカーの試合を行なう“ロボカップサッカー”のほか、コンピューターシミュレーションされた災害空間においてロボットプログラムが救助を行なったり、実際のロボットが模擬倒壊家屋にて人形を救助する“ロボカップレスキュー”、ロボット製作を通じて簡単なサッカー、ダンスを行なう教育・啓蒙プログラム“ロボカップジュニア”、ロボカップ関連の研究成果発表会議“ロボカップ国際シンポジウム”などが行なわれてきた。
19日昼過ぎ、見学の子供達も、続々とロボカップ2002福岡・釜山会場に集まってきた。 |
今年はさらに、今までは“シミュレーションリーグ(コンピュータ上でロボットサッカーをシミュレーションする)”、“小型ロボットリーグ”、“中型ロボットリーグ”、“4足ロボットリーグ(AIBOのプログラミングを競う)”のみだったロボカップサッカーに、2足歩行の自律型ヒューマノイドロボット部門である“ヒューマノイドリーグ”が追加となった。最先端ロボットおよび人工知能、制御、センサー、画像処理、通信、駆動装置、メカニカル、電源装置などの関連技術展示会“ROBOTEX2002”を併設するなど、内容が充実している。
会場となる福岡ドーム内。バルーンによって、それぞれのリーグが開催されるエリアが示されている |
ASCII24では、本日より、ロボカップ2002福岡・釜山の模様をお伝えする。