ソニー(株)は18日、ファイヤーウォールやVPN、リモートアクセスなどのゲートウェイ機能とインターネットサーバー機能を搭載したネットワークサーバー“DigitalGate”として『DG-L101/SS1』を19日に発売すると発表した。価格はオープン。
『DG-L101/SS1』 |
『DG-L101/SS1』は、Celeron-1.20GHzと256MBのメモリー、20GBのHDD、10/100BASE-TX×3ポート(WAN用、LAN用、DMZ用)を装備し、独自のGUI“Sony Original GUI”とLinux Kernel 2.4ベースのOSを搭載したネットワークサーバー。DNS(BIND)、ウェブ(Apache)、プロキシー(Squid)、メール(Sendmail/Qpopper)、FTP(wu-ftpd)などのサーバーソフトと、ウェブメールやスケジューラー、会議室予約(BoW2+)、掲示板(DoW)、PRAポートフォワード、PRAファイルシェアなどのアプリケーションを搭載する。
ファイアーウォールには、ステートフル型パケットフィルタリングを採用し、動的パケットフィルタリングが行なえる。セキュリティーでは、公開用サーバーが乗っ取られた場合でも内部のネットワークに被害が出ないようにする、公開サーバー用DMZ(DeMilitarized Zone)ポートを装備するほか、IPsec準拠のVPN(Virtual Private Network)にも対応。リモートアクセスでは、鍵交換方式による認証と暗号化に対応したPRA(Private Resource Access)機能を搭載している(クライアントソフトのライセンス費用は不要)。
オンラインアップデートや、サーバーの設定内容を自動的にメモリースティックに保存するオートバックアップ、ファイルシステム更新履歴のバックアップをとるジャーナルファイルシステムなどのサポート機能も利用できる。そのほか、同社のブロードバンドインターネット総合サービス“bit-drive”のデータセンターでウイルス検知/駆除を行なうサービス“DGウィルスチェックプラス”をオプションで用意する。
本体サイズは幅140×奥行き307×高さ315mm、重量は9.2kg。電源はAC100Vで消費電力は65W。