サン電子(株)は17日、“CDMA2000 1x”対応のUSBデータ通信ケーブル『U-Cable typeA2』、cdmaOne用のRS-232Cアダプター『D-Box typeA1』、シリアルポート増設用PCカード『Serial Port Card』(VS-50C)を発売すると発表した。価格はU-Cable typeA2が9800円で、D-Box typeA1が1万7800円、Serial Port Cardが1万3800円。U-Cable typeA2を28日に発売し、D-Box typeA1とSerial Port Cardを7月19日に発売する。
『U-Cable typeA2』 |
『U-Cable typeA2』(AS144L2)は、最大で下り144kbps/上り64kbpsのデータ通信が可能な(株)エーユー(au)の第3世代携帯電話サービス“CDMA2000 1x”に対応したUSBデータ通信ケーブル。144kbpsのパケット通信のほか、64kbps、14.4kbpsにも対応する。接続先がアナログモデム(回線交換方式)の場合は14.4kbpsで通信が行なえる。cdmaOne携帯電話との接続は18芯コネクターで、パソコンとはUSBコネクターで接続する。制御コマンドはATコマンド準拠。電源はUSB供給で、消費電力は最大300mW。ホットプラグにも対応する。本体サイズは幅60×奥行き33×高さ13.5mm、重量は約50g。ケーブル長は500mm。対応OSは、Windows XP/Me/98/2000、Mac OS 9.2/9.1/9.0.4/8.6。専用ドライバーソフトが付属する。
『D-Box typeA1』 |
『D-Box typeA1』(AS64Q1)は、auのcdmaOne携帯電話パソコンのRS-232Cポートを接続してデータ通信を行なうためのアダプター。最大144kbpsのパケット通信が可能(CDMA2000 1x対応携帯電話機ではDTE速度の制限から最高90kbps程度となる)。接続先がアナログモデム(回線交換方式)の場合は14.4kbps。最大DTE通信速度は115.2kbps制御コマンドはATコマンド準拠。インターフェースは携帯電話機側が18芯コネクターで、パソコン側がRS-232C(D-Sub9ピン)。長さが350mmのRS-232Cケーブル(9ピンメス-9ピンメス)が付属する。電源はAC100VでACアダプターを利用する。消費電力は最大350mW。本体サイズは幅60×奥行き91.5×高さ24mm、重量は約70g。RS-232C接続のため専用端末などでも利用可能という。
『Serial Port Card』 |
『Serial Port Card』(VS-50C)は、パソコンにRS-232C準拠のシリアルポートを増設するためのPCカード(Type II)。16550互換のUARTを搭載しており、Windows標準のシリアルインターフェースドライバーで利用できるのが特徴。最大DTE通信速度は115.2kbps。本体サイズは幅86.5×奥行き54×高さ5mm、重量は65g。ケーブル長は300mmm。対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/Me/2000/98。