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初のPC3200(DDR400)公式対応マザー展示&予約受付開始!発売は22日予定

2002年06月15日 19時53分更新

文● 小磯

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先行予約受付中

 14日に日本上陸を果たした台湾Albatronから、PC3200(DDR400) DDR SDRAMに公式対応するマザーボードが登場。その際紹介しているように、同社製「KX400+」の展示がT-ZONE.AKIBA PLACEで始まっている。同店では予価1万3800円として先行予約を受け付け中で、それによると発売は来週22日(土曜)が予定されているようだ。



Albatronブース
T-ZONE.AKIBA PLACE店頭展示風景
KX400+
「KX400+」

 同製品は本来ならPC2700(DDR333)までのサポートとなるKT333チップセットを搭載しながら「Albatronが独自にPC3200をサポートする」(代理店のアスク)という製品。これまでもPC3200、つまりDIMMクロック200MHzを設定できるマザーボードはいくつか存在しているものの、マザーボードベンダによって公式に動作が保証されるのは今回のKX400+がはじめてとなる。現在のところPC3200対応メモリはオーバークロック品しかない状態だが、アスクでは対応メモリを検証したうえで、動作保証メモリのリストを発表するとのこと。



KT333A搭載?!
“KT333A”搭載とする店頭ポップ

 拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1。オンボードではAlbatron独自のBIOS保護機構“BIOS Mirror”と6chサウンド出力対応のAC'97コーデックを搭載している。ちなみに展示されているポップによると、チップセットは“Apollo KT333A”。これは未発表の“Apollo KT400”チップセット投入の関係でお蔵入りとなってしまった製品型番だ。おそらく表記ミスだと思われるが、一方で一部マザーボードベンダによると、VIAはKT333からKT400までの繋ぎとして、KT333チップセットに対してメモリ周りの性能のみを強化した“KT333CE”というチップセットを用意しているとのことで、もし店頭ポップのKT333AがKT333CEのことだとすると、KX400+はKT333CEを搭載する最初の製品となる可能性もある。



AD76 RAID KT333CE
Computex Taipeiにおいて、Chaintechブースに展示されていた“Apollo KT333CE”チップセット搭載マザーボード「AD76 RAID」。Chaintechによると、KT333CEとは、KT333のメモリ周りを改善したものであるという
DDR400ポスター

 システムバスの帯域が2.1GB/秒となるAthlon XPベースで3.2GB/秒の帯域を持つPC3200をサポートするメリットはそれほど大きくないかもしれない。だが、間違いなくAlbatron自社製品となるKX400+のデキ次第で同社が今後アキバでどう受け入れられるかの試金石となるはずで、その意味ではかなりの注目を集めそうだ。



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