(株)日立製作所と(株)東芝は14日、企業向け情報システム分野でそれぞれの事業を強化していくために、ハードウェアとソフトウェアを相互供給することで基本合意したと発表した。
これにより、日立は金融機関向けを中心としたイメージ処理ソリューションに東芝のOCR用スキャナーの最上位機種『S7000』を加え、東芝はプラットフォームインテグレーションのストレージ製品に日立のハイエンド向けディスクアレイサブシステム“SANRISE eシリーズ”加える。
両社は、これまでもソフトウェア分野で、日立のビジネスアプリケーション開発環境『COBOL85』と東芝のクラスターソフトウェア『DNCWAREClusterPerfect』の相互供給や、日立の統合システム運用管理ソフトウェア『JP1』の販売提携などを行なっており、今後も情報システム分野における製品の相互供給を検討するとしている。