キヤノン(株)は14日、約200万画素CCDを搭載したエントリークラスのデジタルカメラ『PowerShot A200』を6月下旬に発売すると発表した。価格は3万2000円。
『PowerShot A200』 |
『PowerShot A200』は、3月に発表した有効120万画素CCD搭載のエントリークラスのデジタルカメラ『PowerShot A100』(2万4800円)の上位機種に位置付けられる。有効約200万画素(総画素数約210万画素)の1/3.2インチCCDと、5mmの単焦点レンズ(35mmフィルム換算で39mm)を搭載する。レンズは非球面レンズを含む5群5枚構成で、F値は2.8。最短撮影距離は20cmで、マクロ時は5~20cmの撮影が可能。デジタルズームは4倍。ISO感度は50~400相当で、シャッタースピードは1~1/2000秒。レリーズのタイムラグは約0.08秒で、撮影間隔は約1.6秒。セルフタイマーは約10秒。
記録解像度は、静止画が最大1600×1200ドット(ラージ)で、動画は320×240ドット(毎秒20フレームの場合で1回あたり約9秒)。記録フォーマットは静止画がJPEG(Exif 2.2)で、DCF/DPOF Ver.1.1対応。動画がAVI(Motion JPEG)。記録媒体はコンパクトフラッシュカード(8MB CFカードを標準添付)。連続撮影は毎秒2枚でラージ/ファインなら約7枚、スモール(640×480ドット)/ノーマルでは約50枚まで可能。
本体背面 |
光学ファインダーは逆ガリレオ型を搭載し、モニター用に1.5インチの低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。再生モードは、1枚/インデックス(サムネイル9枚)/10倍までの拡大/オートプレイに対応。インターフェースはUSBを装備する。専用フォトプリンター『CP-100』『CP-10』を利用したダイレクトプリントにも対応。電源は単3形アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池×2本で、ACアダプターも利用できる。本体サイズは幅110.0×奥行き36.6×高さ58.0mm、重量は約175g。画像管理検索やフォトレタッチ、カメラコントロールなど、WindowsとMac OSに対応したアプリケーションソフトを収録したCD-ROMが付属する。
オプションで、水深30メートル防水のウォータープルーフケース『WP-DC400』(1万9800円)、ACアダプターキット『ACK800』(4000円)などを用意する。