ズラリと並ぶ40以上ものボタン。このほとんどをカスタマイズできるというトンデモない仕様の左手用入力デバイス「Tacticalboard」がThrustmasterから近日登場予定だ。
「Tacticalboard」 |
Tacticalboardが持つ総ボタン数は48。右の写真を見るとおおよその判断がつくが、4つのセグメントに分けられている。それぞれ中央の方向キーを中心とした箇所が“Action”、向かって上部にズラリと並ぶのが“Select”、右の離れ小島風スペースに配されているのが“Thumb”、そして左側、ボリュームコントロール用のスクローラを中心に円状で配されているのが“Chat”で、その名称だけでピンと来る人も多いだろう。主にActionセグメントに行動、Selectには各種切り替えのショートカットを配し、Thumbでは親指で操作するコマンドを登録といったように、この3セグメント合計42のボタンがフルカスタマイズできるようになっている。Chatセグメントに割り振られているのはその名のとおりボイスチャット用のショートカット。複数ゲームタイトル向けの設定が同梱のカスタマイズソフト「Thrustmapper 3」によってプリセットされているため、それを読み出すだけでThrustmasterが適切だとする設定ですぐに利用できる。もちろん、すべてを自分好みに変更したいという場合には同ソフトから細かく変更可能だ。
とにかく大きく、写真向かって下のゲルマットに手のひらを置いたまますべてのボタンにアプローチするのは至難のワザかもしれない |
もともと欧米人向けのアイテムであるため、日本人の手には若干大きすぎる嫌いもあり、この点先に登場して一定の人気を集める、日本人の手でも持て余す可能性の低いサイズの左手用入力デバイス「Nostromo n50 SpeedPad」に一歩譲る。また、プラスチックのテイストが全面に出ている外観はお世辞にも高級感があるとは言い難いが、とにかく大量に用意されているショートカットボタンを魅力的に感じる人は少なくないだろう。コアゲーマーの間では標準となりつつある、ボイスチャット関連のキーまで用意されている点も決して見逃せないところ。
7480円という予価を提示しているOVERTOPによると、早ければ週末、遅くとも来週早々に入荷予定とのこと。同店ではサンプルの店頭デモ展示を行っているので、気になる人は実際に店頭でその使い心地を体感してみるといい。