片面4.7GBの記録層を両面に持つことで9.4GBの容量を実現する日本ビクター製のDVD-RWメディアがアキバの一部ショップで流通中だ。すでにTDK製メディアがウェブのみで直販されるなどしており、完全なる初登場ではないうえ、どのタイミングでアキバの店頭に並んだのか正確なところは不明だが、現在のところあきばお~壱號店で2880円、TWOTOP 秋葉原本店で2980円で販売中であるのを確認できている。
標準モードで240分の録画が可能だとするパッケージ。なおTWOTOP 秋葉原本店店頭では限定入荷と書かれているが、日本ビクターのプレスリリースでは月産1000枚となっており、特に限定というわけではないようだ |
ポリカーボネイト基板を採用する両面メディア |
「VD-RW240B」という型番の与えられた両面DVD-RWメディアは、もちろんDVD-RW 1.1規格に準拠したもの。一世代コピーが可能な著作権保護技術“CPRM”をサポートするため、著作権保護されたテレビ番組もこのメディアには録画可能だ。実際には長時間のテレビ番組を民生用のDVD-RWレコーダで録画するための製品と言えそうだが、DVD-RAM並みの容量をDVD-RWでも利用できるメリットは小さくなく、PCデータのバックアップ目的にも十分利用できるだろう。
【取材協力】