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PIXUS BJ 535PD

【第3回】PCなしでデジカメ画像の印刷が可能なお手ごろ価格の高画質プリンタ

2002年06月07日 17時50分更新

文● ASCII24編集部・内田泰仁

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PCレスの簡単操作で楽々印刷
ホームDPEを気軽に楽しめる

創立25周年を記念してスタートした雑誌&WEBサイト連動企画「POWER PUSH」では、月刊アスキー編集部とASCII24編集部が選んだ“今一番ホットな製品”を紹介する。PC市場を最前線でウォッチする2編集部のイチオシアイテムを見逃すな!(月刊アスキー・遠藤編集長の一言コメント付きで、毎週金曜日更新)

PCレスプリントが手ごろの価格で楽しめる、キヤノン「PIXUS BJ 535PD」。

535PDはTypeIIのPCカードスロットを装備する。デジタルカメラのメモリカードを本機に直接差し込めば、PCいらずで印刷が可能だ。
 「PIXUS BJ 535PD」最大の特徴は、“PCをまったく介さずにデジタルカメラの画像を印刷できる”という点で、デジタルカメラのメモリカードを535PDのカードスロット(TypeII)にセットするだけで簡単に写真印刷ができてしまう。さらに、キヤノンのデジタルカメラ「IXY DIGITAL 200a/300a」「PowerShot S40/S30/G2(※1)//G2 Black」と組み合わせて使う場合は、本機同梱の専用接続ケーブルとこれらのデジタルカメラを直接接続するだけで印刷することも可能だ。この場合も操作もいたって簡単で、デジタルカメラの液晶画面を確認しつつ、印刷する画像を選ぶだけでOKだ。また、オプションの「TFTイメージビューワー」を追加すれば、プリンタ上で印刷する画像のプレビューもでき、より便利に本機を使いこなせる。

※1 ファームウェアのバージョンアップが必要

 PCレスプリントの際には、プリンタ自体の画質補正も重要なチェックポイントとなるが、その点は「VIVIDフォト」「オートフォトパーフェクト」といった補正機能がばっちりサポート。これらの機能の強力さは「カメラ」と「プリント」の両分野に長年取り組んでいるイメージング機器メーカー・キヤノンならではのものと言えるだろう。

 標準価格は3万9800円。カードダイレクト/カメラダイレクト印刷に対応してこの値段というのはかなりお買い得感が高い。デジタルカメラの印刷がプリンタの主な用途という人にぜひともオススメしたい製品だ。



月刊アスキー・遠藤編集長はこう見る

デジタルフォトの楽しさは、従来の写真とは違う気軽さにもある。印刷速度・写真の美しさなどPixusシリーズならではの特色で、それを目一杯教授できる。デジタルフォト中心の人のためのプリンタ。


SPEC
解像度 最高2400(横)×1200(縦)dpi
インクタンク 4色独立インクタンク(CMY+BK)
印字ヘッド Y/M/C×各256ノズル、BK×320ノズル
印字方向 双方向/片方向
印字幅 最長203.2mm(8inch)/ふちなし印刷時:最長216mm(8.5inch)
印字可能領域 完全ふちなし印刷:上下左右0mm(対応用紙サイズ:A4、レター、はがき、L判、2L判/プロフォトペーパー、プロフォトはがき、スーパーフォトペーパー、マットフォトペーパー、フォト光沢紙、フォト光沢はがき、官製はがき、インクジェット官製はがき)/通常印刷時:上3mm、下5mm、左右3.4mm
印刷可能用紙サイズ A4~A5、レター、リーガル、洋形封筒4号および6号、はがき(A6サイズ相当)、L判、2L判、DSC判、六切り判、カード、バナー紙、プロフォトカードシリーズ
給紙方式 フリクションフィード
給紙可能枚数 普通紙:約100枚(積載約10mm)/官製はがき:40枚/BJ専用バナー紙:2~6枚
印字速度(スループット) モノクロ:14ppm/カラー:10ppm(いずれも印刷モードは「速い」、キヤノンオリジナルパターンにて計測)
印字可能枚数 ブラック:BK 約775枚(JIETA標準パターンJ1を「標準」モードで普通紙に印刷。)/カラー:Y 約460枚、M 約515枚、C 約730枚、BK 約2000枚(JIS SCID No.5「自転車」をプリントアドバイザーの「写真をきれいに印刷」で普通紙に印刷した場合)
インクコスト ブラック:1.4円/カラー:60円(テスト条件はいずれも上記テストと同様)
インターフェース USB(Bポート)
サイズ 430(W)×301(D)×188(H)mm
重量 約5.7kg

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