「SS50」のフロントパネル発光モデル。型番は未定 |
小型キューブベアボーンPCのパイオニアであるShuttleがまた強烈なインパクトを市場に与えそうだ。Computex Taipei 2002の期間中、同社のプライベートルームに展示されていた新型キューブベアボーン「SS50」は、フロントパネルが全面的に発光するのが大きな特徴となっている。
写真では分かりづらいが、今回用意されているのはグリーンとブルー。右の写真では、上がグリーン、下がブルーとなる。電源LEDとの比較で判断してほしい。実際にはきわめて明確な違いがこの2色間にはある。Shuttleによると、この2モデルは早ければ夏にも登場予定とのこと。オレンジも検討しているが、オレンジバージョンの登場までにはまだしばらく時間がかかるという。
この発光体は“ET Panel”と呼ばれる薄いシートで、ケースの“ガワ”部分とアクリルパネルの間に挟まれている。電源は12Vで、給電はペリフェラル用の4ピンから行われる。気になる消費電力は「PCの動作にはほとんど影響のないレベル」(Shuttle)。
まだサンプル品の段階だが、発光レベルを任意に調整できるつまみのようなものも確認できた |
待望のAGP採用モデル「SS51」も展示中
「SS51」 |
このほか同社ブースでは、同社製小型キューブベアボーンPCではじめてAGPスロットを搭載したPentium 4用モデル「SS51」を展示中。“BiTurbo Cooling System”により、もっとも占有スペースの大きいLeadtek製GeForce4 Ti4600カードを差し、密封状態でデモを行っている。気になる発熱対策は、ヒートパイプを採用する冷却システム“ICE Technology”により解決しているという。まる2日の高負荷デモにおいて、一度も熱暴走していないのがその証拠だとしている。
Leadtek製のGeForce4 Ti4600カードを搭載して動作中 | 用意されているAGPスロット | Shuttleのプライベートルームでは、SS50/SS40のカラーバリエーションモデルも確認できた。特にブラックが印象的だ |