アップルコンピュータ(株)は4日、『eMac(イーマック)』を日本市場向けに販売すると発表した。『eMac』は当初、米国とカナダの教育市場向けに提供を開始した製品で、日本国内でもコンシューマーの要望に応える形で販売する。販売するモデルは、米国で4月に追加された『eMac CD-RWモデル』(M8577J/A)で、価格は13万9800円。オンラインストア“Apple Store(アップルストア)”や販売店で販売する。
『eMac』 |
『eMac』は、1280×960ドット17インチのフラットCRTディスプレーと、PowerPC G4-700MHz、GeForce2 MX(32MB DDRメモリー)、128MBのメモリー(SDRAM)、40GBのHDDを搭載するディスプレー一体型パソコン。CD-R/RWドライブは書き込み24倍速、書き換え10倍速、読み出し32倍速。インターフェースとして、USBポート×5(本体×3、キーボード×2)、FireWire(IEEE1394)ポート×2、10/100BASE-TX×1、56kbpsモデム(V.90)ポートを装備するほか、デジタルアンプ(16W)とステレオスピーカーを内蔵する消費電力は最大170W。本体サイズは、幅40.6×奥行き43.3×高さ40.6cm、重量は22.7kg。
OSは、Mac OS X 10.1.4とMac OS 9.2.2をプレインストールしており、アプリケーションとして統合ソフト『AppleWorks』、デジタルフォトを管理/共有するための『iPhoto(アイフォト)』、デジタルムービーの編集が行なえる『iMovie(アイムービー)2』、デジタルミュージックライブラリーを作成するための『iTunes(アイチューンズ)2』などが付属する。
併せて、米国で販売していたCD-ROMモデルとコンボドライブモデルを、日本国内の教育市場向けに開設するオンラインストア“Apple Store for Education(アップルストアフォーエデュケーション)”で8日から販売する。価格は、コンボドライブモデルが15万9800円、CD-ROMドライブモデルが13万4800円。学生や教職員などの教育関係者のみに販売し、購入時に購入条件に同意する必要がある。