米国航空宇宙局と米IBM社は現地時間の3日、2003年に計画されている火星探査ローバー(無人探査車:Mars Exploration Rovers)プロジェクトで、“テレロボティック・データ解析”の研究チームの支援で協業すると発表した。
これに基づき、NASAは研究チームのメンバーがネットワーク上のホワイトボードを利用して情報を共有するシステム“MERBoard”の開発に着手した。このシステムは、IBMのアルマデン研究所のプロジェクト“BlueBoard”をベースにしたもので、これにより研究チームの要望などに、科学者とエンジニアが迅速に対処できるようになるとしている。MERBoardは、タッチスクリーンを装備した大型プラズマディスプレーと、データやファイルの共有のための特別仕様のワークスペースアプリケーション、ウェブブラウザーを搭載したパソコンなどで構成されるという。
なお、今回の協業については、IBMの第6回“annual Make IT Easy conference”で発表された。