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日本IBM、第2世代ピークシフト対応モデルなどノートパソコン4機種を発売

2002年06月04日 18時24分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は4日、電力需要の平準化(ピークシフト)機能を強化した『ThinkPad R31』4モデルを含む、ノートパソコン4機種計16モデルを発表した。7日から販売と出荷を順次開始する。IBMダイレクト価格は18万9000円から。

『ThinkPad X24』
『ThinkPad X24』

ピークシフト機能は、通勤時間帯の混雑緩和と同様に、真夏の午後1時から3時という電力使用がピークとなる時間帯に、専用ソフト『ピークシフト・コントロール・プログラム』によりノートパソコンの電源供給を自動的に内蔵バッテリーに切り替え、パソコンの電力消費をピーク時間外へシフトさせるもの。従来製品で採用していたピークシフト機能はバッテリーの残り容量がゼロになった直後にAC電源に切り替わり、バッテリー充電を開始するようになっていたが、今回搭載する第2世代のピークシフトソフト『ピークシフト・コントロール・プログラム V2』では、バッテリーの充電をパソコンの電源オフ後に開始できるようにするとともに、ピークシフト時間設定の自由度を広げたのが特徴。また、オプションのリチウムイオンバッテリーにも対応した。プログラムは導入を希望する企業ユーザーに無料で提供する。

新製品は、B5ファイルサイズの『ThinkPad X24』が7モデル、A4サイズの『ThinkPad R31』が4モデル、Pentium 4搭載のA4サイズ『ThinkPad R32』が4モデル、A4サイズの普及モデル『ThinkPad A30』が1モデル。

『ThinkPad X24』は重量が1.64~1.69kgのモバイル向けノート。オプションのウルトラベースX2を利用して拡張できるのが特徴。セキュリティーチップ搭載モデルも用意する。7日に出荷開始で、価格は、Pentium III-M-1.06GHz、128MB SDRAM、20GB HDD、USB接続FDD、12.1インチXGA液晶ディスプレー、LAN、モデム、Windows XP Professionaの構成が23万9000円。

『ThinkPad R31』は、デスクトップパソコン並みの機能を搭載した普及機種で、重量は2.9~3.0kg。第2世代ピークシフト・コントロール・プログラムにハードウェアで対応する。11日に出荷開始で、価格は、Celeron-1.13GHz、128MB SDRAM、20GB HDD、24倍速CD-ROMドライブ、USB接続FDD、14.1インチXGA液晶ディスプレー、LAN、モデム、Windows XP Professionalの構成が18万9000円。

『ThinkPad R32』
『ThinkPad R32』

『ThinkPad R32』は、Pentium 4-M-1.60GHzを搭載し、メモリーにDDR SDRAM、グラフィックスチップにATI MOBILITY RADEONを搭載する。重量は2.7~3.0kg。セキュリティーチップ搭載モデルも用意する。11日に出荷開始で、価格は128MB DDR SDRAM、30GB HDD、24倍速CD-ROMドライブ、14.1インチXGA液晶ディスプレー、LAN、モデム、Windows 2000の構成が23万9000円。

『ThinkPad A30』は重量が3.4kgの普及機種。20日に出荷開始で、価格は、Celeron-1.06GHz、128MB SDRAM、20GB HDD、24倍速CD-ROMドライブ、FDD、14.1インチXGA液晶ディスプレー、LAN、モデム、Windows XP Professionalの構成で21万9000円。

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