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XboxでLinuxが動く? -Xbox改造チップ『Enigmah-x』

2002年06月01日 20時27分更新

文● 編集部

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香港のゲーム関連商社は、Xbox用改造チップ『Enigmah-x』を同社Webサイトで発売した。

『Enigmah-x』『Enigmah-x』チップ

このWebページにある説明によれば、『Enigmah-x』は、プロテクトを回避することでXbox用ソフトのバックアップを可能にするだけでなく、リージョンコードに依存せずにDVDを再生したり、カスタムメイドのプログラムをブート可能にするチップだという。

『Enigmah-x』のWebサイトには、『Enigma-x』チップ開発チームがソフトウェアの開発も行なっているとされており、現在開発中のものとして以下のものが挙げられている。

  • マルチリージョンDVD
  • DiVXプレーヤ
  • VCD/SVCDプレーヤ
  • MP3プレーヤ
  • Linuxシェル
  • Webブラウザ

これらはハードウェアに依存しない限り、フリーで提供するとされている。現在はまだ提供されていないもよう。

チップの詳細な接続方法についても、『Enigmah-x』のWebサイト上で紹介されている。これによると、Xboxのカーネルバージョンによって接続先がかわるジャンパが1つあるだけで、それ以外は指示通りに接続すれば動作するという。

香港Lik Sang Internationalでの販売価格は69ドルとなっている。なお、『Enigmah-x』のWebサイトには、各国の著作権法などに従って利用するようにとの注意書きが書かれている。ちなみに日本では、用途によっては(バックアップ目的など複製を伴う場合)著作権法第三十条二項に抵触する(技術的保護手段の回避により可能になった複製)可能性があるので注意が必要だろう。

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