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グロウアップ・ジャパン版“根性試し用まな板”が登場、E-ATXに対応し安全性に配慮

2002年05月31日 22時06分更新

文● 小磯

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SmartTable
USER'S SIDE本店で長くデモ機として利用されていたSmartTable。デュアルAthlon MP対応マザーボードを搭載しても余裕の表面積

 玄人志向が投入して話題となったATXフォームファクタ採用マザーボード向け組み立てフレーム。それと同じコンセプトの製品「SmartTable」がグロウアップ・ジャパンから登場した。玄人志向では第1弾を“根性試し用まな板”、サイズのアップした第2弾を“ど根性試し用まな板”と位置づけていることからすると、今回のグロウアップ・ジャパン製品はさしづめ“どど根性試し用まな板”といった巨大な一品だ。同社の関連企業であるUSER'S SIDEでは本店で以前から長いこと店頭デモ用に使用されていたものだが、突然の販売開始となった。

 目を引くそのサイズは編集部実測値で343(W)×386(D)×265(H)mm。幅と高さこそ“ど根性試し用まな板”「SEIGI-2GOU」に若干譲るものの、E-ATX(Extended ATX)に対応すべく拡張された奥行きはかなりの大きさを感じさせる。実際にE-ATX規格のマザーボードを取っ替え引っ替えする局面はそうそう起こり得ないだろうが、ほぼすべてのATXマザーボードを搭載できるという意味でSmartTableの存在意義は決して小さくない。



製品版の台座
製品版の台座部。ゴムが全面を覆っている。写真右上の丸い穴はケーブル取り回し用

 このほかSmartTableならではの特徴としては、ミスによるショートを防ぐためのゴム版がアルミを覆っている点が挙げられるだろう。マザーボードの台座部はすべて緑色のゴムで通電防止処理が行われているほか、3段のドライブベイ風スペースにも同じゴムが用意されている。また、スペーサがプラスチックで作られ、さらにネジ留めできないようになっているのも“ついうっかり”から生じる致命的なトラブル防止に役立ちそうだ。



側面 電源ユニット スペーサ
側面から。ドライブベイは3.5インチ×3、5インチ×1と、汎用の台座×3電源ユニット取り付けスペースはマザーボードのインターフェイス部直下プラスチック製のスペーサ
ボタン×2

 機能としては電源とリセットボタンが用意されているのみで、取り回しやすさという点では玄人志向製品に軍配が上がるのは事実。だがマザーボードや各種機器が剥き出しの状態だからこそ発生しえる問題に対する安全性ではSmartTableが勝っており、こちらにより魅力を感じる人も少ないと思われる。ただし価格はUSER'S SIDE本店で2万4800円とSEIGI-2GOUのほぼ倍の価格になっており、割高感は否めない。



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