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ナナオ、18.1インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan L665』を発売

2002年05月30日 01時56分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは30日、コンシューマー向けの18.1インチ液晶ディスプレー『EIZO FlexScan L665』を7月5日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は16万円前後。併せて、『EIZO FlexScan L355-A』を6月14日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は5万8000円前後。

『EIZO FlexScan L665』
『EIZO FlexScan L665』(左がL665、右がL665-BK)

『EIZO FlexScan L665』は、輝度が250cd/m2、コントラスト比が400:1で、視野角が上下左右とも170度で色度変位の低い“Dual domain-IPS”方式の液晶パネルを採用したほか、調光機能として“輝度ドリフト補正機能”と“ブライトネス自動制御機能”を搭載したのが特徴。“輝度ドリフト補正機能”は起動から短時間で輝度を安定させる機能で、“ブライトネス自動制御機能”は安定した明るい画面を表示するために、バックライトの輝度を直接センサーで検出し、環境温度や経時変化に対して輝度を自動補正する機能。色再現域もCRTに近付けたとしており、色再現の国際規格に対応した“sRGBモード”を搭載する。また、640×480(VGA)から1024×768(XGA)までの信号をフルスクリーン表示したり、拡大表示(アスペクト比を保ったまま拡大)したりする機能も新たに搭載した。

液晶パネルの画素ピッチは0.2805mmで、応答速度は40ms。解像度は1280×1024ドット(推奨)で1677万色表示に対応する。インターフェースは、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)とデジタル(DVI-D24ピン)を装備しており、アナログ信号用ケーブルが付属する。水平同期周波数は、アナログが24.8k~80kHz、デジタルが31.5k~64kHz、垂直同期周波数は、アナログが50~85Hz、デジタルが60Hz。

画像調整は、クロック、フェーズ、表示位置、コントラスト、輝度、拡大モード(フルスクリーン/拡大/ノーマル)、スムージング、ボーダー輝度設定などが可能で、カラーマネジメントは、RGBのレンジ調整、色温度選択(14段階)、色の濃さ、色合い、ゲイン、sRGBなどを調整できる。

狭額ベゼルを採用し、スピーカー(アンプ出力は1W+1W)をフロントパネルに内蔵する。電源ユニットを背面に内蔵しておりACアダプターは使用しない。消費電力は56W(節電時3W以下)。ランプにはブルーLEDを採用したという。本体のカラーは“セレーングレイ”と“ブラック”(L665-BK)の2種類を用意する。アルミ製のスタンドが付属し、本体サイズは幅399×奥行き178×高さ428mm、重量は約6.7kg。

『EIZO FlexScan L355-A』は、1月に発表した15インチ液晶カラーディスプレー『FlexScan L355』の価格改定モデルに相当する。これは液晶パネルの値上がりのため、6月14日に販売を開始する製品から、現行機種との切り替え時の流通上の混乱を回避するために製品名を変更するもので、フルスクリーン表示機能やボリューム/ミュート調整、製品情報表示などの機能が追加されたほか、水平同期周波数が50Hzからになるなど、仕様も一部変更されている。編集部による『FlexScan L355』からの予想販売価格の値上がりは3000円前後。

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