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珍品?! 3モードの倍速ドライブ搭載でUSB2.0接続の外付けFDDが発売に

2002年05月28日 23時12分更新

文● 小磯

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パッケージ

 「まったく使わない」という人も少なくなく、順調に(?)廃れつつあるレガシーデバイス“FDD”。だが一方でモバイル用途のノートPCなど標準でFDDを搭載しないPC向けにUSB接続の製品は現在もいくつかリリースされ、それなりの人気を集めている状況だ。そんななか、ノートPC向けにしてもなかなかレアな外付けFDDがロジテック「LFD-31U2」から登場した。



LFD-31U2
「LFD-31U2」
2倍速の実力
標準速FDDとの書き込み速度比較
Y-E Data
ドライブは外付けFDDに実績のあるY-E Data製

 LFD-31U2は世にも珍しい“3モードの倍速ドライブを搭載するUSB2.0/1.1接続外付けFDD”だ。もはやこれ以上の説明はいらないほどだが、LS120などでサポートされた回転数600rpmの“倍速FDD”を搭載し、一般的なFDDに対してほぼ2倍の速度で読み書きできるのが最大の特徴。パッケージによれば、約1MBのファイルを書き込むのに標準速FDDが45秒かかるところを23秒で終了させられるという。正直なところ、1MBのデータを転送するのに20秒以上かかるというのは遅いことに変わりないのだが、ノートPCで日常的にFDを使っている人にとって45秒と23秒の差は体感上大きな差となるかもしれない。ちなみに最大データ転送速度は12Mbps。にもかかわらずUSB2.0フルスピードに対応する最大のメリットは、同製品を利用した際に他のUSB2.0機器の足を引っ張らないことだろう。

 動作はUSBバスパワードで、サイズは107(W)×145(D)×18.5(H)mm。ケーブル長は80cmとなっている。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPとWindows CE Pro3.0/2000。Macintoshにも対応するようだ。動作確認ソフトとして「リッチ・テキスト・コンバータ」や「OASYS 2002」が挙げられているあたり、ニッチ市場を網羅しようという意気込みが読みとれる。最先端のパーツを追いかけるアキバのコアPCユーザーからすると珍品以外の何物でもないが、オフィスユースを中心に需要は確実にありそうだ。価格はコムサテライト3号店で8280円。



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