(株)日立製作所は28日、インターネット情報端末“日立インターネットアプライアンス FLORA-ie 55mi(ゴーゴーミー)”の新製品として、デザインを一新した新モデル『PC9NR2-J5A42J010』を6月28日に発売すると発表した。同時に出荷を開始する。価格は14万5000円。起動画面やインストールソフト/OSなどを変更/追加できるカスタムモデルとして発売する。
『PC9NR2-J5A42J010』 |
『PC9NR2-J5A42J010』は、トランスメタ社のCrusoeプロセッサー『TM5400-400MHz』を搭載するインターネット専用端末で、ペン入力で操作できるメニューソフト『FLORA-ieナビゲーション』を搭載する。HDDの代わりにコンパクトフラッシュROMを搭載し、標準で約3.3時間(バッテリー(S))、最大約7.0時間(バッテリー(L))のバッテリー駆動が可能。防塵・防滴設計もなされている。従来製品と異なり、OSにWindows 2000 Professionalを搭載するカスタマイズメニューも用意する。また、クレードルによる設置やアームによる設置、壁掛け、首掛けなどの形態で利用できる。
推奨モデルは、128MBメモリー(SDRAM)、10.4インチTFT液晶ディスプレー(800×600ドット)、タッチパネル、64MBのコンパクトフラッシュROM(ユーザー書込み可能領域約18MB)、IEEE 802.11b準拠の内蔵無線LAN機能、バッテリー(S)を搭載し、OSにMidori Linux、ウェブブラウザーにNetscape 4.76、電子メールソフトにSylpheed、日本語変換ソフトにcannaを搭載し、GUIライブラリーのglib/gtkとWindow ManagerのSawfishが付属する。本体サイズは幅294×奥行き223×高さ27.5mm、重量は約1.32kg。