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富士通、電子データの原本性を確保する電子保存装置『セキュアアーカイバ』を発売

2002年05月28日 20時03分更新

文● 編集部

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富士通(株)は28日、専用ハードウェアを利用して電子データの原本性を確保する電子保存装置『セキュアアーカイバ』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格はハードウェアと基本システムのライセンスのセットで、360万円から。9月中旬に出荷を開始する。

『セキュアアーカイバ』本体『セキュアアーカイバ』本体

『セキュアアーカイバ』は、行政文書や企業の帳簿/契約書などの電子データの改ざんを防止し、管理するための製品で、同社の統合セキュリティーソリューション体系“@SECUREVISION(セキュアビジョン)”の製品の1つとして販売する。暗号鍵の漏洩や時刻の改変を防止するための専用ハードウェアを搭載するほか、改ざん検出コードを記録することで電子データの改ざんを検出する機能や、電子データのアクセス履歴の保存機能、電子署名の付加機能なども搭載する。また、電子データの原本性を維持したままデータを外部媒体へ追い出す機能も搭載しており、内蔵ディスクの容量を超える電子データを保管できるという。筐体は物理的な侵入をガードするための耐タンパ設計となっている。

同社では、官公庁/自治体の電子申請文書や内部文書の保存のほか、電子カルテなどの医療分野、金融/流通/製造分野ほかでの利用を見込んでいる。

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