(株)ジャストシステムは27日、Mac OS X専用の日本語変換ソフトの最新版『ATOK15 for Mac OS X』を6月28日に発売すると発表した。価格は9800円で、バージョンアップ版(直販のみ)は5000円。対応OSはMac OS X 10.1。併せて同製品と『ATOK14 for Mac OS 9/8.6』をセットにしたパッケージ製品『ATOK15 for Mac OS X [キャンペーン版]』を1万本限定で6月28日に発売する。価格は1万2800円。ATOK14の対応OSはMac OS 8.6~9.2。
『ATOK15 for Mac OS X』 |
『ATOK15 for Mac OS X』では、“推測変換機能”を強化し、最初の数文字を入力するだけで、ユーザーの確定履歴、慣用表現、定型表現、ユーザーが登録したデータなどから変換候補を表示できる。文節区切り精度や接頭語・接尾語処理の強化、学習の副作用の見直しなどにより、変換精度も向上したという。さらに標準辞書の日常生活の語彙を強化、専門用語辞書を最新の時事用語に対応したほか、“挨拶文例辞書”“記号辞書”を新たに追加した。各機能に関する情報を使用状況に応じてガイドする“ATOKナビゲーション”を搭載する。
“話し言葉関西モード”に対応 |
従来の“話し言葉入力モード”に加えて“話し言葉関西モード”を搭載。アプリケーションごとに表現モードを自動で切り替えることも可能となった。方言をテーマにしたユーザー参加型ウェブサイト“全国方言WEB ほべりぐ”で、地域特有の固有名詞を都道府県ごとに収録した『ご当地辞書(ATOK15 for Mac OS X専用)』の無料ダウンロード提供を6月28日に開始する。
ATOKパレット(ブルーダルメシアン) |
そのほかATOKパレットの背景用として“Aqua(アクア)”調に合わせて9種類のデザインを用意、初めてMac OS Xを使用するユーザー向けに従来のATOKのユーザー辞書環境を引き継ぐための『辞書ユーティリティ』を搭載する。