日本オラクル(株)は、『Oracle9i Real Application Clusters』のLinux版を5月24日から提供すると発表した。
『Oracle9i Real Application Clusters』は、『Oracle9i Enterprise Edition』のオプションとして提供されるクラスタシステム。各ノード間でメモリ上のデータキャッシュを同期することが可能。これまでの共有ディスククラスタシステムにおいて一般的な、ディスクI/Oを利用したデータ同期が必要なく、リニアなスケーラビリティを実現している。
Linux版『Oracle9i Real Application Clusters』は、最大4ノードまでの構成をサポートしている。1ノードあたりの最大CPU数は4基まで。
対応しているディストリビューションは以下のとおり。
- MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0
- Red Hat Linux 7.1J
またこのLinux版では、Linuxディストリビューション以外に、『Caldera Open UNIX 8 with LKP』もサポートしている。
価格は、プロセッサライセンスの場合、1CPUあたり250万円。指名ユーザーライセンスの場合、1指名ユーザーあたり5万円(最低10指名ユーザーから)。