ヨドバシカメラが秋葉原に進出して雰囲気が一変しそうなのは2005年とまだ先の話だが、東京都内にあるもうひとつの電気街といっていい新宿では、ひと足先に戦争が始まっている。
本日午前10時、新宿最大規模をうたう「ビックカメラ新宿西口店」「Bic P Kan新宿西口店」がオープンした。小田急百貨店が運営する小田急ハルク内の2~6Fまでのフロアを占める巨大な店舗で、ビックカメラが2階の半分と3、5、6階、Bic P Kanが4階のフロアとなっている。
新宿駅西口前 |
小田急ハルク2Fのビックカメラ入り口 |
オープン初日の今日、15時頃に同店舗を訪問してみたが、驚いたこと明日の特価品を目当てに並んでいる人がおり、すでに20人ほどの列ができていた。そのうちの一人は「シャープのPCSX1H(FDD別売)/6万9800円が目当てです(限定50台)」と話した。
本日の店内は、恐ろしいほどの混雑。特に2階入り口すぐのところにあるデジタルカメラコーナーは、若者からサラリーマン、そして年配の客までが熱心に店員の説明に聞き入っている姿が見られた。
携帯電話・PDA関連コーナー周辺 |
デジタルカメラコーナー。熱心に店員に話し掛ける年配の方の姿も多く見られた |
こちらはヨドバシカメラ新宿西口マルチメディア館。店頭に最高18%還元を告知する看板が |
新宿駅に近いアスキー編集部では、筆者が持ってきた両店のチラシを見比べ、さっそく品定めを開始 |
一方、同じ新宿駅西口にあるヨドバシカメラでは、同店の進出に対抗してかパワーアップセールとして最高18%(商品によってポイントは異なる)の還元セールを開催中だ。
新宿の近くにあるアスキー本社の編集部でも、街頭で配布されていた特大のチラシをデスクに広げ目的の品がないかを探している編集部員の姿が見られた。ちなみに、となりの編集部員の1人は「僕は限定200台980円のPalm m105が目当て。でも編集会議があっていけないんだ。残念」と悔しそうだった。さて、次のページでは、本日オープンした「ビックカメラ新宿西口店」「Bic P Kan新宿西口店」をフォトレポートしてみた。