このページの本文へ

名刺より小さなデジカメが発売、PCのUSB端子に直接差してデータ転送も!

2002年05月23日 21時16分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
メガクール

 メモ代わり、あるいはちょっとしたオモチャとして利用できる、数十万画素クラスのデジタルカメラはこれでひとつの完成形に至ったと言えるかもしれない。Benq(旧Acer Communications & Multimedia)から、超小型CMOSセンサ式35万画素デジタルカメラ「Mega-Cool」(型番:Digital Camera 300mini)が発売され、店頭に並んでいる。



名刺との比較
Mega-Cool本体。91(W)×55(D)mmの名刺よりも小さい

 Mega-Coolのサイズは85(W)×19.8(D)×40(H)mmで重量は単4型電池混みで49g。右の写真からもわかるように名刺よりも小さい。シャツの胸ポケットに入れて持ち歩いて利用してもまったく邪魔にならない大きさと言えるだろう。さらに本体は、最近流行の兆しを見せ始めているUSBメモリカードと同じように、USB端子を持つPCに直接差してデータを転送できるようになっている。データを転送する際には添付の画像転送・管理ソフト「PhotoBase」を利用する必要があり、USBメモリカードのように“エクスプローラからドラッグ&ドロップで”というわけにはいかないようだが、USBケーブルを別途持ち歩かなくても、ノートPCさえあれば撮影した画像をすぐ確認できるというわけだ。



USB端子
USBメモリカードとまったく同じようにPCと接続できる。ちなみに対応OSはWindows 98以降
本体背面

 搭載メモリ容量は8MBで、解像度は640×480ドット(VGA)の“High”と320×240ドット(QVGA)の“Low”に対応。Highモード時には26枚、Lowモード時には107枚、ビットマップ形式で撮影できる。また“連続撮影モード”によってコマ送りのような連続撮影ができるようになっているのも特徴だ。Highモードでは最大26フレームを3.5秒、Lowモードでは最大107フレームを14秒で撮影できるようになっている。また、セルフタイマーにも対応。



クリップベース 液晶モニタとの接続イメージ
液晶パネル固定アダプタは“Acer”のロゴ入り。右の写真のように用いる

 このほか、パッケージにはUSB延長ケーブルと液晶パネル固定アダプタ「クリップベース」を同梱しており、PCと接続した状態では、VGAとQVGA、あるいは128×96ドット(SQCIF)サイズの動画を撮影できるUSBカメラとしても利用可能。30万画素クラスのデジタルカメラに要求される機能はひととおり備えていると言えるだろう。手軽に使える安価なデジタルカメラを探している人にとって、最良の選択肢のひとつとなりそうだ。ネックストラップと本体ケースも付属して、価格はコムサテライト3号店で7880円。



【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ