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コンパック、ターゲットをSOHOなどビジネス市場にシフトした“Presario 3900”を発売

2002年05月21日 13時32分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は21日、“Presario(プレサリオ)”シリーズの新製品としてB.T.O.(注文生産)に対応したデスクトップパソコン『Compaq Presario 3900』とC.T.O.(注文仕様生産)に対応した『Presario 3900/CT』を発表した。新シリーズは、これまでの初心者/エンタテインメント向けの位置付けから、個人やSOHOなどの小規模・中規模ビジネス向けの位置付けに変わったのが特徴。店頭販売だけでなく、直販“DirestPlus(ダイレクトプラス)”や販売代理店“DirectPartner(ダイレクトパートナー)”による扱いも開始する。価格はオープン。Presario 3900/CTの最小構成では直販価格が7万9800円。5月下旬に受注と出荷を開始する予定。

『Presario 3900』
『Presario 3900』

『Presario 3900』は、“シンプルで高機能”“高いプライスパフォーマンス”をキーワードに、主に店頭で仕事に使うパソコンを購入するユーザーなどにターゲットをシフトした製品。コンシューマー市場での初心者の購買層が減ったことと、多機能なパソコンを購入しても実際に使う機能(添付ソフトなど)が限定されることから、ターゲットとなるユーザー層をビジネス向けにシフトしたという。同社のビジネス向けパソコンのラインアップでは、中小規模の企業向けのデスクトップパソコン“Evo Desktop D300”より下のSOHOユーザー向けとなる。

“シンプルで高機能”の面では、アプリケーションパッケージの内容を厳選した『Premiere Software Collection(プレミア ソフトウェア コレクション)』が標準で付属する。これは、“イメージングソリューション”の『Adobe Paq』、“インターネットソリューション”の『IBM Paq』、“セキュリティーソリューション”の『Symantec Paq』で構成される。『Adobe Paq』にはアドビシステムズ(株)のレタッチソフト『Adobe Photoshop Elements』と動画編集ソフト『Adobe Premiere 6.0 LE』が含まれており、『IBM Paq』には日本アイ・ビー・エム(株)のホームページ作成ソフト『ホームページ・ビルダー V6.5 with HotMedia ライト』、ウェブ翻訳ソフト『インターネット翻訳の王様 バイリンガル Version5』、PCリモートコントロールソフト『Desktop On-Call Version5「PCリモコン」 for COMPAQ』が含まれる。また、『Symantec Paq』には(株)シマンテックのインターネットセキュリティーソフト『Norton Internet Security 2002 for COMPAQ』、バックアップソフト『Norton Ghost 2002』、HDDの不要ファイル削除ソフト『Norton CleanSweep 2002』が含まれる。従来製品の初心者向けのソフトは付属しなくなった。

“高いプライスパフォーマンス”の面では、上位モデルにグラフィックス機能を内蔵するインテル845Gチップセットを採用し、“Evo Desktop”シリーズとの部材を共有化したほか、TVチューナーや光デジタルオーディオ端子などは装備しなくなった。

『Presario 3901JP』など4モデルのラインアップ

『Presario 3900』のラインアップは、『Presario 3901JP』、『Presario 3902JP』、『Presario 3903JP』、『Presario 3904JP』の4モデル。

3901JP』はエントリーモデルで、Celeron-1.30GHz、815Eチップセット、128MB(PC/133)メモリー、40GBのHDD、CD-R/RWドライブ(CD-R書き込み40倍速/CD-RW書き換え12倍速/CD-ROM読み出し40倍速)、56kbpsモデム(V.90)、AC'97サウンドコントローラー、FDDを搭載する。インターフェースは、USB(1.1)×2、10/100BASE-TX、パラレル、シリアルほかを装備する。プレインストールOSはWindows XP Home Edition。本体サイズは幅100×奥行き420×高さ320、重量は8kg。『JPLプラチナスピーカ』が付属する。

3902JP』は、『3901JP』のメモリーを256MBに増設し、Office XP Personalをプレインストールしたモデル。

3903JP』は、Pentium 4-2AGHzと845Gチップセットを搭載したモデルで、メモリーはDDR SDRAM(PC2100)を256MB搭載する。40GBのHDD、CD-R/RWドライブ(CD-R書き込み40倍速/CD-RW書き換え12倍速/CD-ROM読み出し40倍速)、Sound Max II(オンボードサウンド)、FDDを内蔵する。インターフェースは、本体前面に、IEEE1394、USB 2.0×2、PCカードスロット(Type I/II)、本体背面に、IEEE1394、USB 2.0×4、10/100BASE-TX、シリアル、パラレルほかを装備している。OSはWindows XP Professionalをプレインストールする。本体サイズと重量は『3901JP』と同じ。

3904JP』は、『3903JP』のCPUをPentium 4-1.80GHzに、HDDを80GB、光ディスクドライブをCD-R/RW&DVD-ROMドライブ(CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き換え4倍速/DVD-ROM読み出し8倍速/CD-ROM読み出し32倍速)、プレインストールOSをWindows XP Home Editionに変更し、56kbpsモデムとOffice XP Personalを追加したモデルとなる。

オプションとして、15インチCRTディスプレー『V570』、17インチCRTディスプレー『V7550』、15インチTFT液晶ディスプレー『TFT5015』をラインアップする。サポートでは、標準で付属する1年間の保証(クーリエ、キャリーインサービス)のほか、オプションで保証期間を3年間に延長する“CarePaq”(料金1万1000円)を用意する。

C.T.O.モデルはソフトも選択できる

『Presario 3900/CT』は、C.T.O.に対応したモデルで、Premiere Software CollectionもC.T.O.の対象となっている。

なお、今回発表した新製品は、直販“ダイレクトプラス”で購入したユーザーを対象に6月28日まで実施しているキャッシュバックキャンペーン“30人に1人 58,900円(コンパック)キャッシュバックキャンペーン”の対象となる。このキャンペーンは、30人に1人の割合で、「5:コン、8:パッ、9:ク」にかけて、5万8900円をキャッシュバックするもの。

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