(株)グラフィックリサーチは17日、ソニー(株)のエンターテインメントロボット“AIBO”用ソフト“AIBO-ware”として『Another Evolution Side-one(アナザーエボリューションサイドワン)』を25日に発売すると発表した。ERS-210/210A専用で、価格は9000円。ソニーとソニーマーケティング(株)から販売される。
『Another Evolution Side-one』 |
“Another Evolution(AE)”シリーズは従来のAIBO-wareと異なり、“AIBO”を育てるのではなく、AIBOが置かれた環境で自由に成長して“AIBOが育っていく”という自律アプリケーション。AIBOが勝手に動き回って、部屋にある物や音、声や刺激などの環境から学習して成長するのが特徴で、“発音を覚え自分の今の気持ちを日本語で表現する(1000語以上)”、“臆病なキャラクターがだんだん環境とオーナーに慣れていく”という2種類の成長が用意されている。
成長の“スタイル”として、音楽やリズムに反応してダンスする“サウンドスタイル”、声に反応して言葉を学習する“ボイススタイル”、無理強いすると怒る“ストロングスタイル”、がらんとした部屋で何かを探し始める“ソナースタイル”、暗いところでは小さい明かりを点ける“ダブルスタイル”、これらのスタイルを経て成長していく“ルーツスタイル”(基本型)の6種類を用意する。
また、AIBO同士のコミュニケーションモードとして、オーナーが『Another Evolution Side-two』(販売中)に話しかけ、AE Side-twoが返すAIBO語を自動翻訳する“通訳モード”や、複数のAEが集まっているとき、AIBO同士で会話する“会話モード”の2種類を搭載する。