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NEC、自由記述アンケート分析システム『SurveyAnalyzer Ver4.1』を発売

2002年05月17日 20時17分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は17日、1000件のアンケートデータを約10秒で分析できるという自由記述アンケート分析システムの機能強化版『SurveyAnalyzer(サーベイアナライザ) Ver4.1』の販売を同日付けで開始したと発表した。価格は1ライセンス(スタンドアロン版)で150万円。併せて、同製品と同社のインターネットマーケティングソフトウェア『ACTIVECR(アクティブCR)』を組み合わせて、アンケートデータの収集から分析までを行なう分析/分析支援サービスを提供する。

『SurveyAnalyzer Ver4.1』
『SurveyAnalyzer Ver4.1』

『SurveyAnalyzer Ver4.1』では、同社が独自に開発した統計尺度“拡張型確率的コンプレキシティ”または一般的な統計尺度“確率的コンプレキシティ”を採用し分析機能を強化することで、アンケートデータから自社や製品に関する評価をより的確に抽出し、より効果的に分析できるようになったという。出現頻度の高い言葉だけでなく、分析対象とより密接に関連する言葉(特徴語)に絞り込んだ分析を行なうための機能や、抽出された特徴語と同時に使用されている単語を自動的に抽出する“共起単語分析機能”、分析対象に対する評価・特徴がより強調されて表現されている自由記述文を表示する“典型文分析機能”を搭載する。抽出された特徴語と分析対象の関係性を“ポジショニング・マップ”に視覚的に出力する“対応分析機能”により、複数の分析対象を指定したクロス分析も可能となった。さらに、抽出する特徴語の品詞(名詞・動詞・形容詞など)を指定する“品詞フィルタリング機能”や、動詞を抽出する場合の語尾(~する・~できない・~しやすいなど)を指定する“助動詞のモード設定機能”などにより、きめ細かな分析を簡略な操作で行なえるという。分析結果の外部出力や分析履歴の保存、マウスによる辞書登録、CSVファイルを介した辞書のインポート/エクスポートなど、操作性が向上したという。対応OSはWindows 95/98/Me/NT/2000/XP。

分析/分析支援サービスは、同社のCRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント)ソリューション体系“iBestSolutions/eCRM”の一環として提供される。リサーチ会社や企業の商品企画部門などが行なう商品分析/市場分析において、アンケート調査で蓄積されたテキストデータの処理の効率化・高度化を可能とする“商品分析/市場分析ソリューション”と、購買履歴や行動データなどの定量データとアンケート・問合せ・満足度調査などの定性データを組み合わせた分析で、優良顧客分析や退会者分析などが可能な“顧客分析ソリューション”を用意する。

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