サン・マイクロシステムズ(株)は、オフィススィート『StarSuite 6.0』を販売開始すると発表した。
これまで無料で提供されてきた『StarOffice 5.2』や『StarSuite 6.0Beta』と異なり、『StarSuite 6.0』は無料ダウンロード版は用意されない。同社WebサイトのFAQによれば、企業ユーザから寄せられた、サポートに対する不安や継続的なアップデートに対する不安の声を受けて有料化に踏み切ったようだ。
新たな特徴としては、日本語のほかに、中国語(繁体、簡体)と韓国語に対応したことや、プラットフォームのネィティブデスクトップ環境との親和性を高め、独自のデスクトップを廃止している。また、日本語処理では、縦書きやルビ、罫線、禁則処理などの処理を強化している。
『StarSuite 6.0』に含まれる主なアプリケーションは以下のとおり。
- ワープロソフト『StarSuite Writer』
- 表計算ソフト『StarSuite Calc』
- プレゼンテーションソフト『StarSuite Impress』
- グラフィックソフト『StarSuite Draw』
- データソース管理ツール『StarSuite Base』
対応プラットフォームは、Solaris、Windows、Linux。Linux版の動作環境は以下のとおり。
- カーネル 2.2.13以降、glibc 2.1.2以降のシステム
- CPU……Pentium互換
- HDD……250MB
- メモリ……64MB以上
製品ラインナップは、150ユーザー以上の組織をターゲットにした『StarSuite 6.0 エンタープライズ版』と、個人ユーザーをターゲットにした『StarSuite 6.0 リテール版』が用意される。いずれのライセンスも、1ユーザーライセンスあたり5つのコピーが認められており、ユーザーは自宅、職場などのクライアント5台までならインストールして利用することができる。
『StarSuite 6.0 エンタープライズ版』は、既存のサン・マイクロシステムズ(株)パートナー企業から提供される。『StarSuite 6.0 リテール版』は、ソースネクスト(株)を通じて全国の量販店およびソースネクスト(株)のWebサイトで販売される。『StarSuite 6.0 リテール版』の価格は1万3800円。店頭での販売開始は6月21日の予定。