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P&A、初心者向けのデジカメ画像管理/レタッチソフト『After Shot』を発表

2002年05月14日 23時18分更新

文● 編集部 田口敏之

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(株)ピーアンドエーは14日、デジタルカメラの初心者ユーザーを主なターゲットとした、画像管理/閲覧/レタッチソフト『After Shot Premium Edition(アフター ショット プレミアム エディション)』を、6月7日に発売すると発表した。価格は、パッケージ版が5800円で、オンライン販売版が4000円。

『After Shot Premium Edition』『After Shot Premium Edition』

After Shotは、グラフィックスソフト『Paint Shop Pro』などの開発を行なっている米Jasc Software社が、デジタルカメラユーザーのために設計、開発したという画像管理/閲覧/レタッチソフト。初心者向けに機能を限定し、インターフェースも直感的な操作のしやすいものにしているという。

同製品をインストールすると、画像取り込みソフト『Camio Viewer』がタスクバー上に常駐する。デジタルカメラやメモリーカードリーダーなどをパソコンに接続し、Camio Viewerのアイコンをクリックすれば、自動的に画像の取り込みを行なえる。スキャナーなどのTWAIN対応機器にも対応している。

メイン画面
After Shotのメイン画面。分割された1つのウインドウ内で操作を行なう

操作は、分割された1つのウインドウ内で行なう。画像はサムネールで一覧表示でき、サムネールをダブルクリックすれば拡大画像を閲覧できる。画像内へのズームイン、ズームアウトや、スライドショーによる閲覧も可能。サムネール一覧の状態で、画像ファイル名の変更やコメントの付与、キーワードの割り当てなどが行なえる。これを元に画像を検索することもできる。画像はフォルダーごとに“アルバム”として収納する。各フォルダーはツリーで階層表示され、ドラッグ&ドロップなどによってファイルの移動も自由に行なえる。画像の整理のために、複数のフォルダーのサムネールの一覧を表示させることも可能。Exifに対応しており、画像を撮影した際のデジタルカメラの設定などといったExif情報が閲覧できる。画像情報の閲覧、検索、キーワードの割り当てといった各操作は、ウインドー左端のタブによって切り替えられる。

カラー補正
カラー補正機能

レタッチ機能として、自動画像補正や自動赤目補正などの機能を備えている。詳細な画像補整機能もあり、明るさやコントラスト、カラーやシャープネスなどの調整を行なえる。このほか、トリミングや画像回転、画像上へのテキスト入力などといった機能を搭載する。

出力機能としては、画像を写真サイズ(L/LLサイズ)やKGサイズ(はがきサイズ相当)、証明写真サイズでプリントできる機能を備えている。フォトシール(2/9/16枚)へのプリントにも対応している。また、テンプレートを利用して、多彩なプリントを行なえる。

パノラマ画像作成機能
パノラマ画像作成機能によって作成した画像。共通する部分を持つ画像を自動的に検出してパノラマ画像を作成できる

このほかユニークな機能として、横方向に連続して撮影した風景の画像など、共通の部分を持つ画像を自動的に検出して、パノラマ画像を作成する機能を備える。また、スライドショー作成機能も搭載している。これは、複数の画像とスライドショーのためのプログラムをまとめてCD-Rメディアなどに記録して、After Shotのユーザー以外でも閲覧が可能なスライドショーを作成するというもの。

さらに、複数の画像のスライドショーをMOV形式のムービーとして出力する機能(再生と表示にはQuickTimeが必要)や、画像にオーディオファイルを追加する機能、電子メール用に画像のファイルサイズを小さくする機能、画像を元に壁紙やスクリーンセーバーを作成する機能、ウェブフォトアルバムの作成機能などを備えている。

P&A営業統括部長の池田勇二氏P&A営業統括部長の池田勇二氏

After Shotは、P&A営業統括部長の池田勇二氏によれば「デジタルカメラユーザーのニーズを十分に考えた、ありそうでなかったソフト」だという。同氏は「デジタルカメラは銀塩カメラを販売台数でも追い抜き、パソコンの周辺機器としてはプリンターに並んで必須のものとなった。しかし、デジタルカメラは、画像の整理やプリントを、自ら行なわなければならない。そこでソフトウェアが必要になってくるが、これだけデジタルカメラが普及しているにもかかわらず、お手軽に操作できるソフトというのはない」と述べた。

同社広報営業部の新見賢氏
同社広報営業部の新見賢氏

また、同社広報営業部の新見賢氏は「グラフィックソフトは数多くあるが、動作が緩慢だったり操作が難解であったりする。After Shotは、対応する画像形式の数をデジタルカメラで利用するものだけに絞り、画像の取り込みと閲覧、整理や補正、出力など、デジタルカメラユーザーが必要とする要素に機能を絞った、まさにデジタルカメラユーザーのためのソフト」と語った。

なお、同社では、すでにデジタル画像閲覧/管理ソフトとして、カナダのACD Systems社が開発した『ACDSee(エーシーディシー)』シリーズを発売している。これについて新見氏は「ACDSeeは、これまで通り販売を継続する。2つのタイトルは似たような性格を有しているが、中身は大きく異なっていると弊社では思っている。最大の相違点は存在意義。ACDSeeは中上級者向けで、プロフェッショナルユーザーが、画像の管理や閲覧、出力を行なうために利用する多機能なソフト。単にデジタルカメラの画像で楽しみたいユーザーにしてみれば、多少荷が重いだろう。どちらを購入するかはユーザーの判断に任せたい」と述べている。なお同社では、After Shotの2002年度の販売目標を4万本としている。

After Shotの動作環境は、対応OSがWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP。64MB以上のメモリーと、60MB以上のHDDの空き容量、およびCD-ROMドライブと、800×600ドット以上、256色以上の表示が可能なディスプレーが必要となっている。対応するファイル形式は、JPEG、PSP、FPX、BMP、GIF、PNG、PSD、QIF、SGI、TGA、TIFF、AVI、DV、FLC、MOV、MP3、WAVE、MPG。

また同社は、After Shot Premium Editionと併せて、廉価版の『After Shot Starter Edition』を店頭で販売する。価格は1500円。同製品は、Premium Editionとほぼ同等の機能を持つが、インストール後60日間で、レタッチ関連の機能などが利用できなくなる。同社のウェブサイトからは、30日間利用可能な“期間限定版”も無償でダウンロードできる。

この両バージョンの違いについて、新見市は「期間限定版はあくまでもお試し版という位置づけになる。Starter Editionは60日間、Premium Editionとほぼ同等の機能が利用でき、その後一部の機能が利用できなくなる。体験版から製品版へという、体験版が持つ本来の役割が失われつつある昨今、Jasc Softwareと協議して、一つの試みとしてStarter Editionを投入した」と述べている。なお同社は、Starter Editionを購入してからPremium Editionを購入したユーザーに対し、Starter Editionの価格に相当する1500円のキャッシュバックを行なう。

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