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組込版C3搭載PCの理想型?! 手のひらサイズのマザー搭載超小型ベアボーンが販売開始

2002年05月14日 19時39分更新

文● 小磯

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EBS1363
底面
「EBS1363」。裏面に標準で付けられているストッパーのようなものの用途は不明。壁に直接ネジ留めするためか?

 組込み版C3を搭載する“手のひらサイズ”のマザーボード「EBC363」を投入して注目を集めたNexcom。そんな同社から、このEBC363を搭載する超小型ベアボーンPC「EBS1363」が姿を現した。

 EBC363は“ProSavage PN133T”(Twister-T)を搭載し、C3 E-Series-800MHzが組み込まれたマザーボード。EBS1363では、そんなビデオ出力、RJ-45(Ethernet)にIEEE1394端子など、充実したインターフェイスが特徴の製品が、わずか170(W)×160(D)×40(H)mm(編集部実測値。突起すべて含んだ場合は170×166×46mm)という小型サイズに収められている。さすがに「Espresso」や「Cappuccino G1」といった、持ち運びを意図した超小型ベアボーンPCに比べると大きいものの、単品販売されているマザーボードを搭載したベアボーンPCとしては世界最小だろう。



 仕様はEBC363のそれに準じており、インターフェイスはフロント部分にシリアル×1とUSB×1、リア部分にD-Sub15ピン×1、ビデオ出力×1、IEEE1394×1、RJ-45×1、PS/2×1(2股コネクタにより実質は2)、サウンド出力×1とマイク入力×1を用意。メモリはSO-DIMM×1、HDDは9.5mm厚の2.5インチHDDを1台搭載可能となっており、ケース側には別途排気ファンを1つ搭載している。給電は外部ACアダプタからで、この電源アダプタはPowerWin製。



マウンタ兼ヒートシンク HDDを載せて固定
メモリを取り付けたら、アルミ製のHDDマウンタ兼メモリチップヒートシンクを填める。(右に続く)そして、その上にHDDを載せて固定。実際にはマウンタにHDDを固定してからメモリの上に取り付けるのだが
背面のインターフェイス ACアダプタ
背面部のインターフェイスACアダプタ。コンセントと繋ぐための3ピンケーブルはユーザー側で用意する必要がある
パッケージ(?)
パッケージ(?)

 現在のところ在庫を確認できたのは7万9800円で販売を開始した高速電脳のみで、それも1台のみ。基本的には受発注扱いと考えた方がいいかもしれない。なお同店では「売れるまでは店頭展示を行う」としているので、購入を検討したいという人でなくとも、小型PCに興味があるなら一度見に行ってみるといいだろう。



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