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SAPジャパン、次世代ERPソフト『SAP R/3 Enterprise』を発表

2002年05月13日 00時00分更新

文● 編集部

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SAPジャパン(株)は13日、ERP(Enterprise Resource Planning)ソフト『SAP R/3』の次世代バージョンとなる『SAP R/3 Enterprise』の概要を発表した。これは同日開催された同社のプライベートセミナーにおいて、来日した独SAP社の開発最高責任者であるクラウス・ハインリッヒ(Dr.Claus E.Heinrich)氏が発表したもの。

新アーキテクチャー
『SAP R/3 Enterprise』のアーキテクチャー

『SAP R/3 Enterprise』は、従来のSAP R/3の4.6Cをベースにした“SAP R/3 Enterpriseコア”と、“SAP R/3 Enterprise拡張機能”、“Webアプリケーションサーバ”で構成される。従来の製品と異なり、拡張機能は“カプセル化”と呼ばれるコンセプトに基づいて、個別のモジュールとして提供されるのが特徴。コア部分と拡張機能を分離したことで、コアのバージョンアップの頻度を減らせるとともに、拡張機能の一部だけの利用や、段階的なバージョンアップが可能になるとしている。また、『SAP R/3 Enterprise』のバージョンアップがほぼ拡張機能に限られるようになるため、バージョンアップのコストも低減できるという。“Webアプリケーションサーバ”は、これまでベースとなっていた“SAP Basis”を基に、プレゼンテーション層(JSP&BSP)、ビジネス層(J2EE&ABAP)、インテグレーション層(インテグレーションエンジン)を分離し、ウェブ機能を追加したほか、XMLやJava、Unicodeに対応したのが特徴。

同社では7月8日にアップグレード版の限定出荷を開始し、8月19日に新規インストール版の限定出荷を開始、2003年1月に一般出荷を開始する予定。

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