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Low Profile対応でDVIサポート、ファンレスのRADEON 7500LE搭載!! かゆいところに手の届く最速のPCIビデオカードがデビュー

2002年05月11日 20時09分更新

文● 小磯

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RV2P-T/D-64D

 Low Profileに対応し、DVI出力を持ち、ファンレス動作するRADEON 7500を搭載した、PCI接続のビデオカードがASKセレクトから登場した。Low Profileに対応するRADEON 7500カードや、DVI出力を持つLow Profileのビデオカード、もちろんLow Profileに対応するPCIのビデオカードという製品はこれまでも市場に登場しているが、これらの条件をすべて満たす製品が現れたのは今回がはじめて。



パッケージ RADEON 8500?
パッケージ。ATI純正風パッケージ側面にはなぜか「RADEON 8500」の文字が

 OEM元であるPowerColorのロゴが入ったATI Technologies製リテール品風の小型パッケージを採用するカードの型番は「RV2P-T/D-64D」。PowerColorによると、コアおよび64MB搭載するメモリの動作クロックは250MHz/200MHz(DDR 400MHz)と、RADEON 7500のクロックとされている290MHz/230MHz(DDR 460MHz)より低い。RV2P-T/D-64DについてPowerColorでは“RADEON 7500LEカード”だとしており、このクロックが詳細の明らかになっていないRADEON 7500LEカードの動作クロックかもしれない。GeForce2 MXシリーズと同様に、今回のRADEON 7500LEカードも同じ仕様のAGP版カードに比べていくらかパフォーマンスが落ちるのだろうが、いずれにせよ、Low Profile PCIビデオカード最高速の座をこれまで死守してきた他社製のGeForce2 MX400カードから奪い取るのは間違いない。



ファンレスヒートシンク
ビデオチップ上に搭載する小型のヒートシンク。RADEON 7500LEだからこそファンレスになったのかもしれない
インターフェイス

 インターフェイスはDVI-Iとコンポジットビデオ出力。DVI→D-Sub変換コネクタは同梱していないが、その代わりにカード上のコネクタからD-Sub15ピンを引き出せるようになっており、D-Sub15ピンを利用してアナログ出力する場合、配列の問題からLow Profile接続はできないので注意が必要だ。Low Profile接続時にアナログ出力を利用したい場合は、別途DVI→D-Sub変換コネクタを用意するか、ハーネスによって引き出されているだけのD-Sub15ピンコネクタをなんらかの手段で固定する必要がある。



Low Profileブラケット
同梱品はコンポジットビデオケーブルとLow Profile用ブラケットのみ。ハーネスはかなり短いので、Low Profile接続時にアナログ出力を用いるにはかなりの工夫が必要だろう
販売中

 AGPスロットを持たないPCの拡張用として、3D性能やインターフェイス、そして静粛性などの要求をこれまでにないレベルで満たす、まさに“かゆいところに手の届く”ビデオカード。ブックサイズPCや小型キューブベアボーンPCなど、PCIスロットを持つPCのほとんどにおいてオールマイティなアップグレードパスとなるため、1万円5000円程度という手の出しやすさも手伝ってかなりの人気を集めそうだ。


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