このページの本文へ

SMI Soft、CD/DVD仮想化&高速化ソフト『Virtual CD 7』を発売

2002年05月09日 22時17分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)住友金属システムソリューションズは9日、CDやDVDのデータを圧縮してハードディスクに格納して仮想化することによりアクセスの高速化などを行なうソフト『Virtual CD 7(バーチャル CD 7)』の販売を31日に開始すると発表した。価格は7800円。開発は台湾FarStone Technology社。

製品パッケージ『Virtual CD 7』

『Virtual CD 7』は、CD/DVDのデータを圧縮してハードディスクに格納し、そのデータを実際のCD/DVDドライブから利用するのと同じように扱えるうえ、同時に最大23枚のCDを仮想的に扱えるのが特徴。圧縮には“PKZIP”アルゴリズムを採用し、一般的なCD-ROMなら60%以上の圧縮が可能。また、データをメモリーにキャッシュする“ラピッドキャッシュ”機能を搭載しており、仮想CDと実際のCDドライブのCDに対するアクセスを最高1万8000倍に高速化できるという。同社では、CD/DVDドライブ特有のアクセス音がなくなるほか、CDドライブを搭載していないノートパソコンを外出先で利用する場合などに外付けドライブを持ち歩かなくてすむようになるなどのメリットがあるとしている。

画面1
“Virtual CDマネージャー”

『Virtual CD 7』の仮想ドライブは、WDM(Windows Driver Model)形式に対応しており、実際のCD/DVDドライブと同じように、Windowsのコントロールパネル内デバイスマネージャにデバイス表示され、Windows XP/2000では再起動せずに追加や削除が行なえる。対応するディスクフォーマットは、ビデオCD、音楽CD、ミックスCD、データCD(ISO9660)、Photo CD、DVD-ROM、DVD Video(リージョンフリー)、ハイブリッドCD、電子ブック、ナビ研など。

画面2
WindowsのデバイスマネージャではSCSIドライブとして認識

そのほか、仮想データCDファイルとISO9660イメージファイルの相互変換も可能で、仮想データCDをイメージファイルに変換し、ライティングソフトなどを利用してCD-R/RWに書き込むこともできる。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP。Windows XPではユーザー切り替えにも対応している。同社では、従来バージョンの登録ユーザーと、富士通(株)や日本電気(株)のパソコンでVirtual CDプリインストールモデルのユーザー向けのバージョンアップサービスも予定しているという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン