(株)ネットジャパンは9日、米PowerQuest社のデータ消去ソフトの最新版『DataGone 2.5 英語版』の販売を15日に開始すると発表した。
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『DataGone 2.5』 |
『DataGone 2.5』は、ハードディスクやリムーバブルディスク、フロッピーディスクなどのメディアに対して、16進数の00を書き込む“ゼロ書き込み”やFFを書き込む“1書き込み”のほか、米国国防総省NSA規格に対応した“NSA標準”“旧NSA標準”、米国国防総省規格に対応した“DoD標準”によるデータの消去が行なえる。最新版の新機能として“UDMA(Ultra Direct Memory Access)”をサポートしたことでパフォーマンスが向上したという。たとえば、Pentium III-600MHz搭載パソコンでIDE接続の20GBハードディスクドライブなら、検証なしのゼロ書き込みの場合、旧バージョン(2.4)の80分から10分に短縮された。また、コマンドラインで使用できるスイッチとして、“Direct DMA”モードをオフにする“-U/-u”、“DoD Method”での最終書き込み値を指定する“-I/-i”“-F/-f”が追加されている。
対応機種はPC/AT互換機とPC98-NX。OSはDOS 5.0以上が必要。IDE、EIDE、SCSI接続のドライブに対応する。製品には、日本語マニュアルが付属する。『DataGone 2.4 英語版』の登録ユーザーには、ダウンロードサイトで無償アップデートのサービスを行なう。
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操作中の画面 |
販売は、“VAR(一時使用)ライセンス”の形態で行なう。これはストレージデバイスに対して、全消去またはパーティション消去ごとに1ライセンスを利用するもの。価格は、VAR25ライセンスが1万5000円、VAR50ライセンスが3万円、VAR500ライセンスが30万円などで、VAR1000ライセンス以上は問い合わせとなる。ライセンス分のパソコンに接続されているストレージデバイスに対して何度でも使用できる“ワークステーションライセンス”も用意するという。
