(株)野村総合研究所は7日、通信/放送/コンピューターなどの情報通信機器と関連サービスの利用実態や動向に関する調査を実施したと発表した。これは同社が1997年3月から半年ごとに実施している定点観測調査の第11回目となる。調査対象は全国の15~59歳の男女2000人で、有効回答は1414サンプル。
それによると、全体の60.0%がインターネットを利用しており、自宅でインターネットを利用しているユーザーは1年間で10.8ポイント増加し38.6%になったという。そのうちブロードバンドユーザーが19.6ポイント増加の27.5%。全体ではブロードバンドユーザーの割合が2.2%から10.8%と約5倍に急増したとしている。同社では、そのほか、オンラインショッピングや、携帯電話/PHS/パソコンの個人利用率などの情報も公開している。
同社は今後、インターネットユーザーに対する、携帯電話と自宅のブロードバンドの両方でインターネットを利用しているユーザーの割合を、1つの指標“ユビキタス比率”として動きを追うとしている。今回の調査では、ユビキタス比率は5.8%となる。