(株)日立エルジーデータストレージは7日、“PCAV”記録方式を採用し、CD-R書き込みが40倍速、CD-RW書き換えが12倍速、CD-ROM読み出しが40倍速の内蔵型CD-R/RWドライブ『GCE-8400』の出荷を開始したと発表した。月産100万台で生産し、OEM向けに販売する。
『GCE-8400』は、ディスクメディアの外周領域をCLV(線速度一定)で、内周領域をCAV(角速度一定)で記録する“PCAV(Partial Constant Angular Velocity)”方式を採用したのが特徴。“ZCLV(Zone Constant Linear Velocity)”方式で書き込む場合に比べて、650MBのメディアへの書き込み時間を30秒以上短縮したという。独自の振動防止技術“逆共振設計メカニズム”を採用したほか、書き込みエラーを防止するために、バッファーアンダーランエラー防止機能“Super Link”と、記録中に状態をチェックして記録速度を制御する“Optimum Record”技術を搭載する。バッファーメモリーは2MB。縦置き、横置きが可能で、8cmCD-R/RWの書き込みにも対応する。インターフェースはATAPIで、本体の重量は約900g。
