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昨日入荷したEPoX製“i845E／G”チップセット搭載マザーボードに続き、MSI製のi845Eマザーボードも「845E Max2-BLR」(型番：MS-6398E)も3日になって複数ショップへ入荷した。やはり今回も各ショップは「販売できない」と口を揃えており、Intelのスケジュールどおりに事が運べば、まとめて20日に店頭へ並ぶことになりそうだ。
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845E Max2-BLR最大の特徴は、最大転送速度1Mbpsの無線電送規格である「Bluetooth」のサポート。MSIは従来より“PC2PC”をうたってUSBによるPC間のデータ転送を積極的に推進しており、先に登場した“Apollo KT333”マザーボードではそのBluetooth化に向けた動きが見られたが、ついに今回の845E Max2-BLRから本格的なサポートが始まっている。メーカー製のノートPCではすでに採用例があるものの、小売り市場に流通するマザーボードで正式にBluetoothのサポートがうたわれている例は今回がはじめて。
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| 外付けパッケージ内容物。延長ケーブルは、デスクトップPCなどでBluetoothアダプタを差せない場合への配慮だろう |
かつてのUSBキーを彷彿とさせる外付けのパッケージに入っているのは、マザーボード側のコネクタに差すことでPCIスロット1本と排他使用になるBluetoothインターフェイスカードとその専用アンテナ、そしてUSB接続のBluetoothアダプタとアダプタ用のUSB延長ケーブル。USB接続のBluetoothアダプタをたとえばノートPCに差せば、すぐにでも845E Max2-BLRベースのPCとBluetoothによる無線ネットワークを構築できるようになっている。無線LANに比べるとデータ転送速度は大きく劣るものの、マザーボードを購入するだけで無線ネットワーク環境が手に入る利点は決して無視できないだろう。
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| MSIらしい“赤いBluetoothカード” | カードには赤い文字でBluetoothの文字が刻まれている。ちなみにカードの型番は“MS-6968” | インターフェイスカードと接続するアンテナ。仕様上は半径200m先までデータの送受信が可能 | ||
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このほかMSI製品らしいブラケットによる拡張機能も豊富で、USB×2とPOSTコード表示LEDを持つ「D-Bracket」、とUSB×2のブラケット、そしてオンボードのサウンド出力とあわせてアナログ6ch出力を可能にし、さらに同軸ミニジャックと光によるデジタル出力を可能にする「S-Bracket」を同梱。Bluetoothとあわせ、すべて利用するとPCIスロット4本分を占めるブラケットがパッケージに詰め込まれている。USBはオンボードの2ポートをあわせて6ポートすべてUSB2.0に対応しているが、すべて利用した場合は1ポートあたり最大転送速度が480Mbps/6＝80Mbpsに制限される点には注意が必要だ。ちなみに詳細は不明ながらBluetoothコントローラは内部的にUSB2.0接続されるようで、USBブラケットのうち1ポートはBluetooth利用時には使えないようになっている。
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Bluetoothのサポートで気になるのは価格だが、関係者の証言によるとどうやら店頭で2万5000円弱程度になりそう。他社製の“フルオプション版”マザーボードと同じくらいの価格に落ち着きそうで、Bluetoothに価値を見いだせればかなりお買い得な製品として、発売後は注目を集めそうだ。なお拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1。ICH4内蔵コントローラによる“有線”ネットワーク接続、そしてPromise製のコントローラによるUltra ATA/133対応IDE RAIDもサポートする。FSBは100～200MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、VCoreやAGP／DIMMスロット供給電圧も可変であるようだ。
奇しくも3日から赤いICH4搭載マザー展示開始
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なお、USER'S SIDE本店ではMSI製品が各店に入荷した3日から偶然にもベンダ不明の赤いPentium 4対応マザーボードを展示中。チップセットはおろか製品名も不明だが、ICH4を搭載することから判断するに、FSB 133MHz版Pentium 4対応製品なのは間違いなさそうだ。気になる人は見に行ってみるといいだろう。
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