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デジタルカメラ撮影の“基本のキ” 構図を考えて撮ろう

デジタルカメラ撮影の“基本のキ” 構図を考えて撮ろう

2002年05月03日 06時06分更新

文● 周防 克弥

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デジタルカメラ撮影の“基本のキ” 構図を考えて撮ろう

カメラを構えて被写体にレンズを向け、絞りとシャッタースピードを確認したらシャッターを切るわけだが、その前に構図を決めなければいけない。デジタルカメラユーザーのための撮影基礎講座、第4回である今回は「構図」の作り方を紹介しよう。

1つの画面内にバランスよく被写体を配置

 構図とは「構成された図形」すなわち、画面内にある被写体をバランス良く配置することだ。写真用語ではアングルと言うこともある。ただ単にモノが写っていればいいならともかく、少しでも見栄えを良くしたいなら構図を考えて撮ろう。同じ被写体を撮影しても、構図の決め方一つで見たときの印象がガラリと変わる。写真の善し悪しを決める重要な要素だ。

図1 一般に写真では黄金分割と三分割画法は同じものとして使われているが、黄金分割とは幾何学的には1:0.61803……(約3:5)の分割を指し、単純に4:3もしくは3:2の画面の矩形を3つに等分しているわけではない。図の4つの点が黄金分割点となるので、この点に水平/垂直線が位置するように撮るのがベストとされている。
 構図の取り方といってもそんなに難しいことはなく、基本を頭に入れておけば簡単なことだ。構図を語る上で一番ポピュラーなのが「黄金分割」(三分割法)だ。これは画面の縦横を互いに三分割したラインを引き、その交点に主眼となる物を配置するとバランスのとれた構図になりやすいというものだ。

 また、水平線や縦方向の線もこのライン上に配置すると良い。例えば、夕焼けや朝焼けといったシーンも画面の真中に水平線を入れるよりも、水平線の上や下、見せたい方を多めに入れてライン上に水平線を置けばバランスが良い。 これは縦位置に構えても横位置に構えても同じ考え方で良い。

 一眼レフカメラの場合は方眼状に格子の入ったフォーカシングスクリーンを交換すると構図を決めやすくなる上、水平をきちんと決めやすい。では、デジタルカメラの場合はどうするか?



写真1 富士写真フイルム「FinePix 30i」で液晶モニタにグリッドを表示させた状態。実際には風景や被写体の上にオーバーラップ表示される。
 富士写真フィルムのFinePixシリーズや、カシオのQVシリーズには、背面の液晶モニタ状にグリッドラインを表示することができる。FinePixシリーズであれば液晶モニタの表示切り替えボタンを押せば液晶の点灯、消灯、グリッド付き点灯と順番に切り替わる。QVシリーズならば設定項目の中にグリッド表示のON/OFF切り替えがあるはずだ。もしお手持ちのデジタルカメラがFinePix/QVシリーズであるなら、すぐにでもグリッドを表示させ、液晶モニタを通して風景を見てほしい。単純だが水平が出しやすく構図もなんとなく決めやすいはずだ。

 では、グリッドを表示する機能が無い機種の場合はどうするか? 簡単な話、思い切って背面の液晶モニタに書いてしまえばいい。ただし失敗すると怖いので、透明なシールなどを用意してラインを引き、上から貼ってしまえばいつでもグリッド表示状態になるし、液晶面の保護にもなる。慣れてしまえばグリッドが無いと落着いて写真が撮れなくなってしまうほどの効果が得られるはずだ。

 風景に限らず、ポートレートでもこの三分割法は有効に使えるので頭の片隅にでもいいから入れておこう。

 さて、三分割法がある程度理解できたらもっと考えて構図を決めてみよう。一番大切なのがその写真の中でなにを一番見せたいかを表現することだ。ポートレートなら顔や、表情、動きだったり体型だったり、風景やスナップだったらその場面の何を見せたいか。見せたい部分を強調するような構図を考えてみよう。



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