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あれ、いつの間に?FSB 533MHz版Pentium 4とi850Eマザーが一部ショップにこっそり入荷!!

2002年04月26日 21時23分更新

文● 小磯

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Pentium 4-2.40BGHz
D850EMV2
533MHz System Bus

 突然、FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4、そして“i850E”チップセット搭載のIntel製マザーボードがアキバの一部ショップに入荷した。どちらも26日現在未発表の製品で、残念ながら販売は始まっていない。編集部の取材に対して、入荷するどのショップも「5月7日までは絶対に販売できない」と口を揃えており、どうやらゴールデンウィーク明けの5月7日が両製品のデビュー日となっているようだ。

 今回いくつかのショップで入荷が確認できたのはPentium 4-2.40BGHz/2.26GHz、そしてATXマザーボード「D850EMV2」「D850EMV2L」。どちらも従来製品と大きく変わらないデザインのパッケージながら、そこかしこに目を引く記述が見受けられる。



Product Feature
SL67Z

 新型Pentium 4のパッケージには“533MHz”の文字が躍る。FSB 533MHz版Pentium 4はFSB以外、従来のNorthwoodコア版Pentium 4と仕様面に変化はないと言われているが、それを裏付けるかのように、パッケージ側面のシールや裏面の“Product Feature”リストにも、FSB以外にこれといった違いは記載されていない。ちなみに2.40BGHzの“B”は、現行のFSB 100MHz(Quad Pumped 400MHz)版Pentium 4と区別するためのもの。



Product Feature
533MHz FSB
D850EMV2
ICH2

 同じく“533MHz”の文字が躍るi850Eマザーボードとなる2製品だが、i850E自体が、現行のi850をFSB 133MHz対応させたものという位置づけであるため、i850マザーボード「D850MV」「D850MVL」と外観はよく似ている。対応メモリがPC800 RDRAMとなっている点も変更はなく、ICHも従来どおりICH2。型番の“2”からも想像できるが、NEC製のUSB2.0コントローラをオンボードで搭載しているのが目立つ程度だ。ただし“i845E/G/GL”搭載されるICH“ICH4”の内蔵USB2.0コントローラは複数台のUSB2.0デバイスを接続するとその分転送速度が遅くなっていく仕様だと言われているため、ICH4を搭載しないi850Eを一概に地味な存在だとは片づけられなくなるかもしれない。

 現在のところ価格は流動的だが、Pentium 4-2.40BGHzは7万円台、2.26GHzは5万円台後半~6万円台でデビューしそう。一方、i850Eマザーボードについては現在のところ販売価格は読み切れていない。

 なお、ゴールデンウィークでメーカーが休みに入ることもあって、アキバではどこかのショップがフライング販売しないかお互いに牽制中。今回CPUとマザーボードを入荷していたあるショップの担当者いわく「どこかが走って(=フライング販売して)くれれば、ウチも追随できるんですけどねぇ(笑)」とのことで、5月7日を待たず、ゴールデンウィーク中に店頭へ並ぶ可能性もゼロではないようだ。



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