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“Thoroughbredコア版Athlon XP対応”をうたうASUSTeK製SiS745マザーがデビュー

2002年04月24日 21時19分更新

文● 小磯

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AMD Thoroughbred CPU ready

 パッケージに大きく「AMD Thoroughbred CPU ready」の文字が躍る“SiS745”チップセット搭載マザーボード「A7S333」がASUSTeKから登場した。“Thoroughbred CPU”とは、3月にAMDが発表した0.13μm製造プロセス版Athlon XP。先日の「P4S533」に続き、ASUSTeKは未だ発売されていないCPUへの対応をうたうSiS製チップセット搭載マザーボードを立て続けに市場へ投入したことになる。



A7S333

 SiS745がThoroughbredコア版Athlon XPに対応するかどうかについて現時点でSiS(Silicon Integrated Systems)のウェブサイトに記載はない。だが、ASUSTeKの代理店であるユーエーシーによると、たしかに対応するようだ。マザーボードベンダ側で対応するとなると、チップセットも対応していると考えるのが妥当だろう。ちなみにThoroughbredコア版Athlon XPはシュリンクによってVCoreが従来の1.75Vから動作周波数によって1.60V、あるいは1.65Vへ引き下げられると見られるが、VCoreが可変ではないA7S333はこのVCoreを自動認識するということになる(もっとも、BIOSのアップデートが必要になるかもしれないが)。いずれにせよ、Thoroughbredコアへの対応についてマザーボードベンダの保証が付いているという意味で、A7S333の存在意義は小さくないとは言えるだろう。なお、FSBは100~166MHzの範囲を1MHz刻みで設定でき、倍率は6.5~14.0倍まで0.5倍刻みで設定可能となっている。



RTL8801用空きパターン

 ボード自体は非常にシンプルで、オンボードで搭載するのはC-Media製のアナログ6ch出力対応サウンドチップ程度。SiS745内蔵のIEEE1394コントローラのPHYとして機能するRealtek製チップ用のランドも見えるように、IEEE1394対応モデルもラインアップにはあるようだ。拡張スロットはAGP×1、PCI×5でDIMMスロットは3本という構成も標準的。PC2700(DDR333) DDR SDRAMのサポートが2本までとなっているのも他社製品と同じだ。



搭載機能 販売中
ASUSTeKお馴染みの機能はC.O.P.(CPU Overheating Protection)とMyLogoをサポートあまりにもシンプルな製品のため、Thoroughbredコア対応に気づかないショップもあった
A7S333+MX400 Special Version ワールドカップ開催記念
代理店のユーエーシーによると、A7S333にはGeForce2 MX400カード「AGP-V7100Pro」をバンドルする「A7S333+MX400 Special Version」もあるという。こちらは明日以降、順次店頭に並ぶ予定とのことA7S333+MX400 Special Version。GeForce2 MX400カードといっしょになぜかワールドカップ開催記念(?)のサッカーボールのオモチャが付いて、予価は2万円弱
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