(株)TTMエンジニアリングは、中小事業所向けLinuxアプライアンスサーバ『NexserverPro』2製品を発売した。
『NexserverPro』。上位機種『NexserverPro XTR』では60GBのテープドライブが付属する(ノートPCは別売り)。 |
『NexserverPro』は、IAベースのハードウェアにRed Hat Linux 7.2ベースのシステムと独自開発の管理ツール、グループウェア、eコマースサイト構築ツールなどをインストールしたアプライアンスサーバ。メールサーバ、Webサーバ、ファイル/プリントサーバ、グループウェア、ファイアウォールなどの機能を提供する。Webベースの管理ツールを利用することで、コマンドを使用することなくサーバの各種設定を行なうことが可能だ。
製品ラインナップは、『NexserverPro EX』と『NexserverPro XTR』が用意される。『NexserverPro XTR』には、RAID1ミラーリング機能や、60GBのバックアップテープドライブが付属する。
『NexServerPro』シリーズ共通の主な機能は以下のとおり。
- ファイル/プリントサーバ機能
- ファイアウォール、ルータ機能
- メールサーバ、Webサーバ
- VPN構築機能
- Eコマースサイトのフロントエンジン機能
- ユーザーのWebアクセスをモニタリングする機能
『NexServerPro』各製品の主な仕様と価格は以下のとおり。
- 『NexserverPro EX』
- CPU……Celeron-800MHz
- HDD……20GB
- メモリ……128MB
- 価格……44万8000円
- 『NexserverPro XTR』
- CPU……Pentium III-1GHz
- HDD……40GB×2(RAID1のみ)
- メモリ……256MB
- ADR2バックアップドライブ(60GB)
- 価格……79万8000円
両製品とも、開発は米Convergence Datacomが行ない、製造は米Pioneer KeyLink Systemsが行なう。(株)TTMエンジニアリングはソフトウェアの日本語化を行なった。サポートはユニアデックス(株)と(株)TTMエンジニアリングが共同で、1年間無償のオンサイトサポートを提供する。