GeForce4シリーズの大本命、「Ti 4600」を搭載した最新ビデオカードがついに発売された。編集部でもリードテックの「WinFast A250 ULTRA TD」を入手できたので、早速レビューをお届けしよう。
大げさ? にも思えそうな、巨大なヒートシンクとデュアルファンで、圧倒的な存在感を示す「WinFast A250 ULTRA TD」。 |
GeForce4シリーズについては、こちらでも詳しく述べているが、簡単に特徴だけをまとめると
- コア&メモリクロックの向上
- メモリアクセスの高速化
- 2つのRAMDACを内蔵
- (Ti 4400/4600のみ)表現力の強化を図った「nfiniteFXIIエンジン」の搭載
――となる。
写真1 ヒートシンクは裏面までびっしり。手に持つとズシリとくる。重量は420g。カード長も217mmと、カノープスの「SPECTRA X21」より長いので、コンパクトデスクトップでは要注意。動作中は風きり音があるものの、カバーを閉めていればさほど気にならないだろう。 |
まずベンチマークテストの結果を見ると、Nvidiaのハイエンドチップの名に値する、いずれもトップの成績を収めていることが分かる。特に注目すべきはFSAA時のスコアの高さで、GeForce4から新たに採用された「Accuview Shifted」による4x相当のモードで、RADEON8500の2xモードとほぼ同等、というのは正直驚いた。
写真2 コネクタ部分。本カードのデュアルモニタ表示は、正直使える! これを導入すればPCIビデオカードともおさらばだ。 |
図1 付属のユーティリティソフト「WinFox」。オーバークロックメニューでは、コアを400MHz、メモリを374MHz(748MHz相当)まで1MHz単位で設定できる。ただし、もちろんメーカーは未保証。 |
WinFast A250 ULTRA TDの主なスペック | |
ビデオチップ | GeForce4 Ti 4600(300MHz駆動) |
---|---|
ビデオメモリ | DDR SDRAM128MB(324MHz駆動、648MHz相当) |
TVエンコーダ | CX25871 |
出力端子 | D-sub15ピン/DVI-I(D-subへの変換アダプタはオプション)/S-VIDEO(コンポジットへの変換ケーブル付属) |
ボードサイズ | 111×217mm(実測値) |