(株)メルコは17日、“BUFFALO”ブランドから、ADSLモデムとルーター機能を内蔵した無線LANアクセスポイント“AirStation ADSL”『WLAR-8MACGT』3製品と、USB対応のADSLモデム『IGM-U8MACT』、USB 2.0対応の外付けCD-R/RW&DVD-ROMドライブ『CRWD-20U2』、VoIPゲートキーパー『VG-GK1000』、Gigabit Ethernet対応の1000BASE-T対応LANカード2製品を発売すると発表した。
『WLAR-8MACGT』 |
『WLAR-8MACGT』は、11Mbpsの無線LAN“AirStation”シリーズの製品で、Annex A/Cと8Mbps(G.dmt)/1.5Mbps(G.lite)を採用する主要ADSLキャリアーに対応したADSLモデムと、10/100BASE-TX×4ポートのルーターを内蔵した無線LANアクセスポイント。米GlobeSpan Virata社のADSLチップと米センティリアム・コミュニケーションズ(Centillium Communications)社のADSLチップセットとの相性問題を新ファームウェアの採用で解決したのが特徴。無線LAN機能はIEEE802.11bに準拠し、セキュリティー機能は128bit/40bitWEPに対応する。アクセス方式はインフラストラクチャーモードに対応。ダイバーシティー方式のアンテナを内蔵する。電源はAC100Vで、AC アダプターを利用する。消費電力は最大10W。本体サイズは幅75×奥行き162×高さ182mm、重量は800g。製品には“簡単設定ツール”として『AirNavigator Ver.2.7』(Windows XP/Me/2000/98/95対応)とクライアントマネージャーなどを同梱する。
従来製品より小型のアンテナを搭載したPCカードタイプの無線LANカード『WLI-PCM-L11GP』1枚とのセットモデル『WLAS-8MACGPST』、USB対応の無線LANアダプター『WLI-USB-L11GP』1台とのセットモデル『WLAS-8MACGSUT』も併せて発売する。価格は『WLAR-8MACGT』が3万9800円、『WLAS-8MACGPST』が4万5000円、『WLAS-8MACGSUT』が4万7000円。5月上旬に出荷の予定。
『IGM-U8MACT』 |
『IGM-U8MACT』は、USB(1.1)接続のADSLモデムで、Annex A/Cと8Mbps(G.dmt)/1.5Mbps(G.lite)を採用する主要なADSLキャリアーに対応したのが特徴。PPPoE、PPPoA、IPoAに対応する。電源は5VでUSBから供給を受ける。消費電力は2.5W。本体サイズは幅116×奥行き103×高さ34mm。本体カラーはホワイト&グレー。ケーブル巻き取り機構のほか、本体背面に磁石と壁掛け用穴を装備する。スプリッター、電話線、USBケーブルを同梱するオールインワンセットとして提供する。対応機種はPC/AT互換機、PC98-NX。対応OSは、Windows XP/Me/2000/98 SE/98。価格は1万2800円。5月下旬に出荷予定。
『CRWD-20U2』 |
『CRWD-20U2』は、USB 2.0/1.1に対応した外付けタイプのCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ。同社初のコンボドライブという。USB 2.0接続時は、CD-R書き込み20倍速、CD-RW書き換え10倍速、DVD-ROM読み出し12倍速、CD-ROM読み出し40倍速で、USB 1.1接続時は、CD-R書き込み/CD-RW書き換え/CD-ROM読み出しが8倍速、DVD-ROM読み出しが0.7倍速となる。バッファーメモリーは2MBを搭載。電源はAC100VでACアダプターが付属する。消費電力は最大30.5W。本体サイズは幅165×奥行き303×高さ55mm、重量は1.8kg。価格は2万7500円。4月下旬に出荷の予定。
『VG-GK1000』 |
『VG-GK1000』は、最大48台の同社製VoIPゲートウェイ『VG-ST1000』を一元管理するための“VoIPゲートキーパ”。最大100台までピア接続可能で、大規模VoIPネットワークにも対応可能という。LANインターフェースは10/100BASE-TX×1で、設定用にRS-232C(D-Sub9ピン)を装備する。電源はAC90~240V。消費電力は20W。本体サイズは幅445×奥行き275×高さ44mm、重量は4.2kg。受注生産となる。価格は24万円。
『LCI-G1000T32』 |
『LCI-G1000T64』 |
『LCI-G1000T32』と『LCI-G1000T64』は、10/100/1000BASE-Tに対応したLANカード。『LCI-G1000T32』は32bitのPCIバス(2.0以降)、『LCI-G1000T64』は64bitのPCIパス(2.0以降)に対応する。カードのサイズは、LCI-G1000T32が幅133×高さ70mm、LCI-G1000T64が幅180×高さ70mm。電源は3.3V。対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/Me/2000/98/98 SE/NT 4.0。Linuxは動作確認済みだがサポート対象外という。価格は、『LCI-G1000T32』が9800円、『LCI-G1000T64』が1万4800円。5月上旬に出荷予定。