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DiMAGE F100

DiMAGE F100

2002年06月05日 03時59分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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 起動時間は約4秒強で、大きく沈胴するレンズの割には速く、フォーカスや撮影、画像の再生やメニュー表示など全体的なレスポンスも快適だ。画像に関してはシャープで解像感が高く、辺縁部のレンズ収差も少ないなど、さすがにGTレンズをうたうだけのことはある。発色に関しては、従来の「DiMAGE 75」がおとなしい発色で地味という印象があったことを反省してか、F100では「標準カラーモード」に加えて鮮やかな発色となる「ビビットモード」を搭載する。標準カラーモードでもDiMAGE 7/5より若干記憶色を重視した絵作りをしているようだが、ビビットモードではかなり彩度強調を施しており、華やかな発色を好むならば一度使ってみるといいだろう。

撮影サンプル1。「標準カラーモード」で撮影。コンパクトカメラにしては収差が少ない周辺描写や、柔らかな発色は魅力だ。元画像は1704×2272ドットで、480×640ドットにリサイズ(左)と640×480ドットにトリミング(右)した画像。

撮影サンプル2。輪郭の強調は他社製デジタルカメラと比べるとおとなしめだが、ノイズは少なく抑えられている。元画像は2272×1704ドットで、640×480ドットにリサイズ(左)と640×480ドットにトリミング(右)した画像。

撮影サンプル3。柔らかい色見のため、とくに低照度での撮影では地味な印象を受けるものの、再現色を優先するならば良好な発色だ。元画像は1704×2272ドットで、480×640ドットにリサイズ(左)と640×480ドットにトリミング(右)した画像。

 新機能である自動追尾AFや自動シーンセレクタは初心者にも使いやすい。マニュアル操作でのシーン選択やフォーカスエリア選択、露出変更といった操作もメニューを呼び出すことなくカーソルボタンなどで利用できる。同社のDiMAGE 7/5でも搭載されていたコントラストや彩度のブラケッティング撮影を搭載するなど、撮影機能は豊富に備え、シャッターを押すだけの初心者から凝った作画をしたい上級者まで幅広く対応できる1台だ。

DiMAGE F100の主なスペック
製品名 DiMAGE F100
撮像素子 1/1.8インチ有効395万(総413万)画素CCD
レンズ 光学3倍ズーム、f=7.8~23.4mm(35mmフィルムカメラ換算:38~114mm相当)、F2.8~4.7
記録媒体 SDメモリーカード(16MB付属)/マルチメディアカード
記録画素数 2272×1704/1600×1200/1280×960/640×480ドット
動画記録 320×240ドット、MotionJPEG形式
シャッター速度 4~1/1000秒、バルブ(最長15秒)
絞り F2.8/3.5/4.0/4.5/5.6/6.7/8.8
液晶モニタ 1.5インチ低温ポリシリコンTFT、約11万画素
インターフェイス USB、AV出力、DC入力
電源 単3電池×2本(ニッケル水素充電池)もしくはCR-V3×1本
本体サイズ 111.0(W)×32.0(D)×52.3(H)mm
重量 約185g(本体のみ)

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