ドイツ本社の資金難発表から2カ月以上。供給量の安定もあり、高級ブランドとしての信頼感も回復しつつあるELSAからついにGeForceファミリ最高性能を誇るGeForce4 Ti4600カード「ELSA GLADIAC 925ViVo」が登場した。17日夕方から一部ショップで店頭販売が始まっている。
先週の記事でお伝えしているようにインターフェイスはD-Sub15ピン、ビデオ入出力とDVI出力。画質劣化の元凶となる可能性を多分に秘めたDVI→D-Sub変換コネクタを同梱していないのは、画質にこだわるELSAらしいところだろう。カードはリファレンスデザインを採用し、黒い基板と金色のチップクーラーの組み合わせが高級感を漂わせている。高解像度時の画質に定評のあるELSA製カードだけに、ただ速いだけではない付加価値を求める熱心なファンを中心に今回も注目を集めそうだ。実売価格は以下のとおりで、5万円台後半~6万円台前半と、高級品らしい価格に落ち着いている。なお、明日18日には複数ショップの店頭に並ぶ予定だが、初回入荷分は決して多くないため、欲しい人は早めに動いた方がいいだろう。
金色のNvidiaリファレンスデザインクーラーを搭載する | カード裏面。今回は台湾製だ | 同梱品一覧。ビデオ入力対応にも関わらずビデオ編集ソフトは同梱しておらず、この点はやや残念 |
価格 | ショップ |
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\58,800 | 高速電脳 |
\59,800 | コムサテライト2号店 コムサテライト3号店 BLESS 秋葉原本店 USER'S SIDE本店 |
\62,799 | TSUKUMO eX. |
\69,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
エムシージェイ製のGeForce4 Ti4600カードも登場
Chaintech製品と同じもの?
また、17日にはエムシージェイからもGeForce4 Ti4600カード「MCP-GF4T46」が登場。ボード上にある型番「GT60」やカードのレイアウト、チップクーラーの形状を見る限り、Chaintech製GeForce4 Ti4600カード「A-GT60」と同じものである可能性がある。インターフェイスはD-Sub15ピン、ビデオ出力、DVI。ちなみに、ドライバCD-ROMがCD-Rメディアになっているのはご愛敬?
「GT60」のシルク印刷 | ドライバCD-Rメディア | パッケージにはコア350MHzという記載があるが「調べたら(GeForce4 Ti4600の仕様どおり)300MHzでした」(USER'S SIDE本店) |
価格 | ショップ |
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\46,800 | OVERTOP USER'S SIDE本店 |
\47,800 | 高速電脳 |
\47,780 | コムサテライト3号店 |
\49,799 | TSUKUMO eX. |