(株)ソフトボートは12日、ドイツのMAGIX(マジックス)社が開発した音楽&ミュージッククリップ作成ソフト『MAGIX Music!』と音源のノイズ除去&音質向上ソフト『MAGIX Audio Cleaning!』の販売を5月31日に開始すると発表した。価格はそれぞれ9800円。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。
『MAGIX Music!』。画面は英語版、製品版では日本語化される |
『MAGIX Music!』は、あらかじめ用意されたライセンスフリーの2300個のサウンドファイルとビデオファイルなどを組み合わせて、音楽やミュージッククリップを作成するためのソフトウェア。ステレオトラック数は64。1400種類のエフェクトのほか、新たにエフェクトを作成するための“オーディオエフェクトラック”を提供する。サウンド作成用のソフトウェアシンセサイザーやアレンジ用の“ソングウィザード”も搭載する。MIDIファイルのロード、アレンジ、編集、再生や、音楽CD、オリジナル画像などとの組み合わせも可能。対応インポートファイルは音楽CD/MIDI/WAV/MPEG/AVI/MP3、対応エクスポートファイルはWAV/MPEG/AVI/MPEG Audio。34種類のテンプレートを使用して、音楽や映像を取り込んだホームページも作成できる。
『MAGIX Audio Cleaning!』 |
『MAGIX Audio Cleaning!』は、傷ついたレコードのノイズや、カセットテープのテープが擦れる音、過圧縮のMP3のノイズなどを除去し、エフェクト機能でサウンドのクオリティーを向上させ、それをCDにライティングするソフトウェア。サウンドカードを通じてレコードなどのアナログ素材を録音できるほか、ハードディスクからWAV/MP3/AVIなどのファイルを直接ロードできる。音楽CDからのリッピングも可能。ノイズの除去は再生中にリアルタイムで行なわれ、録音した素材に影響を与えないので、何度でも試すことができる。ノイズの除去からCDライティングまでの作業を行なうための4つのウィザードも用意している。
なお、同社は、1月15日にMAGIXと日本国内におけるライセンス契約を締結した。今後もMAGIXの製品を順次リリースしていく予定。