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デジタルガレージ、ブロードバンドコンテンツの流通管理ソフト『Smoothy』を発表――データベースにはサイベースを採用

2002年04月09日 20時16分更新

文● 編集部 田口敏之

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(株)デジタルガレージは米国時間の8日、米国ネバダ州ラスベガスで開催されているマルチメディアショー“NAB2002”で、企業向けのブロードバンドコンテンツの流通管理ソフトウェアパッケージ『Smoothy(スムージー)』を発表した。同製品は2つのソフトで構成されており、『Smoothy Media Manager Version 1.0』は同日付けで、『Smoothy Commerce Server Version 1.0』は22日に発売する。

Smoothy Media Manager Version 1.0は、コンテンツを効率的に管理するためのソフト。マルチメディアファイルとメタデータの管理を統合し、メタデータの項目を自由に設定可能。これにより、コンテンツプロバイダーごとに異なる著作権情報など、コンテンツに関する情報を柔軟に管理できるという。また、ユーザー認証機能やアクセスコントロール機能を備えている。

Smoothy Commerce Server Version 1.0は、マイクロソフトのDRM(Digital Rights Management)に対応したサーバーソフト。マルチメディアデータの不正コピー、改ざん防止など、著作権を保護しながらの販売を行なえる。また、eコマース用のカタログ、ユーザー、注文管理機能を備えるほか、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)に対応する。

同社は、CDN製品ベンダーとして、インクトゥミ ジャパン(株)、日本ネットワークアプライアンス(株)と協力し、ハードウェアプラットフォームとしてサン・マイクロシステムズ(株)と協力する。

また同社は、サイベース(株)と協業し、Smoothyの対応データベースソフトとして、サイベースの基幹業務用RDMBS『Sybase Adaptive Server Enterprise』を採用する。このほか技術供与や共同プロモーションなども行なっていくとしている。

価格は、Smoothy Media Manager Version 1.0が1800万円(サーバー1台あたり)、Smoothy Commerce Server Version 1.0が1200万円(サーバー1台あたり)。対応OSはRed Hat Linux 7.1、このほかSolaris 8にも対応する予定。

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