(株)カプコン、日本電気(株)、エヌイーシーソフト(株)の3社は8日、インターネットを利用したアンケートシステムを共同で構築したと発表した。4月中に本格稼働を開始するとしている。
開発したシステムは、NECのインターネットマーケティングソフト『ACTIVECR(アクティブCR)』を利用して構築したもので、ユーザーデータを短時間で効率的に収集/分析できるのが特徴。たとえば、“アンケートエディタ”機能を利用してパソコン上でアンケートを作成して公開できるほか、集計分析結果はウェブブラウザーでリアルタイムで閲覧できる。また、独自の報告書半自動集計プログラムなどを併用すれば、調査予算を7割以上削減できるという。調査結果をデータベースとして管理する機能も搭載しており、ターゲットを絞った電子メール配信やアンケートの継続調査が可能で、効率的なダイレクトマーケティングが行なえるとしている。なお、運用には、NECソフトのデータセンターによるハウジングサービスを利用しているという。
カプコンでは、課題発生/調査開始から24時間以内に、戦略意思決定に必要なユーザーデータを、社内の各部門に提供できる体制を構築していくという。展開するアンケートは、ゲームの購入者を対象に各種調査を行なう“タイトル購入者アンケート”と、モニターに対して継続的な調査を行なう“ユーザーモニター調査”の2つ。今後、戦略ツールとして活用しているとしている。また、NECでは、今後3年間で100ユーザーへの導入を見込んでいる。