日本電気(株)は4日、コンピューター授業の運用とシステム管理をサポートする授業支援統合ソフトウェア『Netgroup Assist(ネットグループアシスト)』の販売を同日付けで開始したと発表した。出荷開始は6月の予定。価格はサーバー用ソフトが20万円、クライアント用ソフトが10クライアントで20万8000円。サーバー1台、教員用コンピューター1台、生徒用コンピューター42台の標準構成では111万円となる。
『Netgroup Assist』は、ネットワーク内の生徒用コンピューターの管理・監視・環境設定の変更や、授業中のコンピューター運用支援を、教員用コンピューターから行なうためのソフトウェア。
生徒用コンピューターの電源ON/OFF、ログオン/オフ、再起動などをリモートで一斉に行なえるほか、生徒の誤動作などによるファイルやフォルダーの破壊およびOSやネットワーク設定を含む環境設定の変更などを簡単な操作で元の状態に戻せるという。
出席確認、先生からのメッセージ送信、教材の配布と回収、生徒用コンピューター上のアプリケーションの起動、アンケートの回収と集計結果のグラフ表示などが行なえる。“画面転送機能”により、教員と生徒または生徒同士は表示画面を共有できる。教員は生徒用コンピューターの表示画面や動作中のアプリケーションの確認、生徒用コンピューターに表示させるウェブサイトの制御も行なえる。オプションのビデオ画像配信用ソフトにより、ビデオ教材などの動画像(MPEG-2、解像度720×480ドット)も配信できる。
対応OSはクライアント側がWindows Me/2000/XP Professional、サーバー側がWindows 2000 Server。