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サイトケア、サーバ障害予防サービス事業を本格開始

2002年04月04日 21時03分更新

文● 編集部

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サイトケア(株)は、サーバ障害予防管理ソフト『Sitecare365』を利用したサーバ管理「プリベンティブ・サーバマネジメント」事業を本格的に開始すると発表した。

『Sitecare365』

『Sitecare365』は、メモリやCPU、ディスク容量などのリソース監視や、ネットワーク監視などを行なうソフトウェア。障害発生を予想した場合に、サーバ管理者へのメッセージ通知や、サーバのリブートといった動作を行なうことで、障害発生を回避する。そのほか、セキュリティ監視機能として、ポートスキャン診断やメール中継診断、使用しているソフトウェアがバージョンアップされた場合に通知する機能なども提供される。

システムは、管理対象サーバにインストールされる内部監視モジュール『Sitecare365』と外部監視モジュールで構成される。なお、外部監視モジュールをインストールしたサーバを、「ケアステーション」と呼ぶ。

内部監視モジュールは、管理対象サーバ内部でCPUやメモリの使用率やディスク容量、サービスの稼働状況を監視する。また、セキュリティチェックなどを行ない、結果を「ケアステーション」に送る。また、障害発生が予想される場合、管理者へのアラートメッセージ送信や再起動など、指定された動作を行なう。動作環境は以下のとおり。

  • Windows NT4.0/2000 Server
  • Red Hat Linux 7.1
  • Turbolinux 6.5
  • MIRACLE LINUX 1.0

外部監視モジュールは、管理対象サーバのネットワーク接続監視やポート監視、トラフィック監視などのほか、内部監視ソフトと通信し、ログを受け取ったり、内部監視ソフトの設定などを行なうサービスを提供する。

このモジュールは、大規模ネットワーク向けの『ケアステーションサーバ用ソフトウェア』と、小規模ネットワーク向けの『ケアステーション用ソフトウェア クライアント版』がある。それぞれの動作環境は以下のとおり。

  • 『ケアステーションサーバ用ソフトウェア』……Windows 2000 Server+SQL 2000 Server/7.0 Server
  • 『ケアステーション用ソフトウェア クライアント版』……Windows 2000 Professional+Office2000 Professional

全体の管理は、ブラウザベースの管理端末「オペレーションボード」で行なう。「オペレーションボード」では、各モジュールの設定、ログやレポートの閲覧ができる。

メイン画面
「オペレーションボード」のメイン画面。管理対象サーバの稼働状況などが表示されている。
管理画面管理対象サーバの状況を表示する。それぞれの管理項目についてステータスが表示されている。
カルテ画面
特定期間内の障害発生情報。それぞれの障害についての診断結果は、各項目の「カルテ」を見れば分かるようになっている。

『Sitecare365』の製品ラインナップと価格は以下のとおり。

『Sitecare365 SSPパッケージ』(20万円)
『Sitecare365』を利用したサービスプロバイダ向けパッケージ。『ケアステーションサーバ』と、内部監視モジュール『Sitecare365』それぞれ1ライセンスが含まれる。購入する場合はサイトケア(株)とのSSP契約が必要。
『Sitecare365 エンタープライズパッケージ』(23万9800円)
企業が自社内のサーバを管理するためのパッケージ。『ケアステーションサーバ』と、『Sitecare365』それぞれ1ライセンスが含まれる。
『Sitecare365 ベーシックパッケージ』(7万9800円)
小規模ネットワーク向けパッケージ。『ケアステーションクライアント』と、『Sitecare365』それぞれ1ライセンスが含まれる。

管理対象サーバを追加する場合、『Sitecare365 追加ライセンス』を購入する必要がある。追加ライセンスの価格は3万9800円。

「プリベンティブ・サーバマネージメント」

「プリベンティブ・サーバマネジメント」は、サーバ管理に際して、トラブルが発生してから対処するのではなく、トラブル予防をコンセプトにした管理手法。サーバ稼働状況を、サーバ内部および外部で監視し、その結果から起こりうるトラブルを予測して対策を講じる。具体的には以下のようなプロセスで構成される。

  • サーバ管理を始める前に、管理対象サーバの状態を診断する
  • サーバのシステム実装初期に稼働特性を把握することで、危険な状態をあらかじめ予測し、それに基づいた調整を行なう
  • 実際の運用段階では、管理対象サーバをサーバ内外から監視し、それに基づいたレポートを作成、トラブル予防のための対策を講じる
  • 万が一トラブルが発生した場合に障害対策を行なう

今回開始されるビジネスでは、外部監視とトラブル発生時の対応を「サイトケアサービスプロバイダ」(以下、SSP)が提供するもので、サイトケア(株)とSSP契約を結んだパートナー企業が実際のサービスを行なう。具体的には、SSPは外部監視サーバを利用して顧客の管理対象サーバの動作を監視し、障害対策を講じるほか、『Sitecare365』を利用したソリューションをエンドユーザーに提供することになる。サイトケア(株)はSSPに対して、技術サポートや販売支援サービスなどを提供する。現在SSPとしてサービスを開始するのは以下の5社。

  • (株)イーサポート
  • (株)インストラクション
  • 協立情報通信(株)
  • (株)ソフトクリエイト
  • 日本アルテミス(株)

サイトケア(株)は、今後さらに多くの企業とSSPパートナー契約を締結し、「プリベンティブ・サーバマネジメント」を広めたいとしている。

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